『隣の恋は青く見える4』6話ーー“浮気相手とのキス”は許せる? 元恋人との再会で復縁に揺らぐ気持ち

『隣の恋は青く見える4』6話

“28歳までに結婚したい”ミチルが見つけた幸せの形

 浮気旅行6日目。ついに、復縁デートの日がやってきた。

 まず、デートに向かったのはリュウヘイ&ミチル。ダナンでは、ニアスといい雰囲気だったミチルだが、元恋人の前で見せる表情はやっぱりちがう。リュウヘイが、「幸せ!」と微笑むだけで、泣きそうになってしまうのだ。まさに、“好き”がダダ漏れになっている感じ。

 そもそも、この2人が別れた理由は、結婚観のちがいにある。モデルとしてもっと成長したいリュウヘイと、28歳までには家庭を持ちたいミチル。お互いに嫌いになったわけではないからこそ、吹っ切るのがむずかしい。

 しかし、いわゆる結婚ラッシュが訪れると、焦りを感じてしまう女性も多い。もともと、結婚願望が強い人なら、なおのこと。年齢を重ねると、学生時代のように“ただ一緒にいたい”だけでは恋愛ができなくなってしまう。

 きっと、同じようにミチルも焦っていたのだと思う。自分で決めた“28歳”という年齢制限に縛られて、誰と一緒にいたいかを考えられなくなってしまった。そんなミチルの価値観を変えたのが、今回の公認浮気旅行だ。

「年齢的に結婚したいという感情よりも、一緒にいる人の何気ない時間を大事にして、その人を支えたいという気持ちがある人と一緒にいたいっていうふうに変わった」

 異国の地で、初対面の人たちと過ごした6日間があったからこそ、元恋人といる時にホッとする自分がいることに気付けたのだろう。年齢やまわりに左右されず、自分なりの幸せを見つけることができたミチルなら、もう大丈夫。焦りが消えたからか、纏う空気も軽やかで、表情もパッと明るくなったような気がした。

 しかし、ミチルから、公認浮気中にニアスとキスをしてしまったことを告げられたリュウヘイは、彼女を受け入れることができるのだろうか。また、ミチルに思いを寄せるニアスと、その彼女・シオンが迎える結末も気になるところである。

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