擬人化シリーズで人気を誇るコント系クリエイター 演技力と編集力の高さがウリ?

 チャンネル登録者数61.7万人と高い人気を誇るYouTuber「あきひら。」をご存じだろうか?演技力が高く、優れた編集力で笑いを誘い出す、男性のコント系YouTuberだ。今回、あきひら。の魅力を取り上げていく。

【擬人化】もしもSNSアプリたちが会議をしたら

 世の中の話題をおもしろ風に取り上げたり、論破したりするコントを動画で投稿している。動画に登場するのは、「あきひら。」ただ1人だ。当チャンネルでも特に人気が高いのは、擬人化シリーズだ。擬人化シリーズでは、SNSアプリや会社、果ては人間の五感などの人間以外のものを、人間になぞらえてコント風に表現している。たとえば、2023年02月18日時点であきひら。のチャンネルでもっとも再生回数の多い「【擬人化】もしもSNSアプリたちが会議をしたら」では、SNSアプリ同士で通信速度を圧迫していることについて話し合う様子を擬人化して表現した。各SNSアプリの特徴を的確に捉え、さもSNSアプリが本当に生きているように表現している演技力の高さに定評がある。擬人化シリーズ以外にも、論破シリーズも清々しくておもしろいので、ぜひ視聴してみてほしい。

 演技力の高さに加えて、編集技術の高さも人気の秘訣だ。どの動画にも丁寧にテロップが入れられているほか、場面に合わせたBGMが挿入されている。そのため動画の内容が頭に入りやすいのもあきひら。の魅力だ。

 あきひら。の動画は、10分未満の短尺動画がメインで、YouTubeだけでなく、TikTokにも動画を投稿している。TikTokでも約60万人のフォロワーがいる、人気の高いクリエイターだ。時には世間を賑わせている話題をうまく取り入れ、持ち前の演技力で動画を投稿し、注目を集めている。

 あきひら。は元々、俳優を目指しており、その勉強のために新卒でバラエティー番組のADとして1年半働いていた(YouTubeでもAD時代の経験を活かした動画がいくつか投稿されている)。しかし、テレビ番組制作の環境になじめず、そこで自分を表現できるYouTubeに着目。YouTube投稿を始めたのち、登録者数10万人に達した時点で当時の仕事を辞職し、今はYouTubeに専念している。ちなみに、YouTubeのネタなどはパートナーと2人で考えているようだ。

 あきひら。の動画は手軽に見られるものが多く、笑える内容ばかりだ。気になる方は、この機会にぜひ視聴してみてほしい。

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