YouTuberの新春運試しは“福袋”から“宝くじ”へ? ついに大台の1000万円福袋が登場
毎年、YouTuberたちの間でお正月の定番となっている福袋の開封動画。今年2023年は、ついに1000万円の福袋を開封する猛者が現れた。
1000万円福袋の購入者は、カードゲーム「遊戯王」関連の動画が人気のYouTuber・みさわだ。みさわは20年には400万円、21年には500万円、22年には700万円の遊戯王福袋を購入しているが、今年はついに“大台”へと到達した。
23年1月4日に公開した「【遊戯王】チャンネル史上最高額ッ!新春1000万円福袋買ってみた!!!!!【福袋2023】」と題した動画でみさわは、前年の700万円から大きくジャンプアップし、1000万円の遊戯王福袋を購入したと報告。早速、一番上に乗っていた大入り袋から開封すると、中から出てきたのは、みさわ曰く40万円相当だというレアカード「万物創世龍」。幸先の良いスタートに「ちょっと待って。これは一番目なのか?」「一番最初に40万円級のカードが入っていました」とうれしい悲鳴を上げた。
その後も、みさわの見立ててで相場価格55万円の「オベリスクブルー スリーブ」、相場価格70万円の「ブルーアイズホワイトドラゴン」、相場価格190万円の中国語版ブルーアイズホワイトドラゴンのウルトラレア「藍眼白龍」など、お宝アイテムが次々と登場した。ラスト一枚を飾ったのは、「遊戯王」最高峰のレアカードの一つとして名高い「青眼の白龍」のシークレットレア、通称「シクブル」だ。1999年に開催されたイベント「Vジャンプフェスタ」にて1000枚限定で配布されたこのカードは、みさわによれば200万円は下らないという。
気になる1000万円福袋に封入されていたカードの合計金額は、みさわの推定で1155万7000円。あくまで推定価格だが、1000万円の投資で、155万7000円分の得した計算になる。開封後みさわは「来年いくらの福袋を開封したらいいんだ? 1000万円を超える福袋なんて早々作れないし、まず金がないわ……」と嘆きつつも、「今から1年間かけてお金貯めて、来年は1200万円とかいっちゃおうかな」と語っていた。
とはいえ、みさわの言うように、1000万円を超える福袋など、そうそう市場に出回るはずもない。それこそ「遊戯王」をはじめとした高額で取引されるコレクターズアイテムの福袋くらいなものだろう。長らくYouTuberの間で、新年一発目の企画として親しまれてきた福袋動画だが、今回のみさわの動画で金額面における天井に達した感は否めない。その代わり……になるかどうかは定かではないが、昨年末から今年にかけて、ヒカキンが10000枚、はじめしゃちょーが710万円分と、年末ジャンボ宝くじを大量買いするショート動画をそれぞれアップしている。ヒカキンにいたっては昨年も年末ジャンボを100万円分購入する動画を投稿しており、かなりの熱の入れようだ。
YouTuberが年初めに行う高額な運試し。そのトレンドが、福袋から宝くじに移り変わろうとしているのかもしれない。