古参YouTuberの活動終了や解散......スタッフたちはどうなる? 裏方や準レギュラーに訪れる「次のステージ」を考える
今月、YouTuberのはなおでんがんとヴァンゆんがコンビでの活動終了を発表。2022年全体を振り返ると、禁断ボーイズやアバンティーズが解散や活動休止を余儀なくされている。その中で各チャンネルの裏方と呼ばれるチームスタッフや準レギュラーたちの将来はどうなるのだろうか。本稿ではYouTubeチャンネルの解散だけではなく、スタッフたちの将来についても考えていく。
2023年3月をもって、コンビ解散を発表したコンビYouTuberのはなおでんがん。理系大学出身という個性を活かし、「文系でも楽しめる理系動画」を主軸に人気を集め、174万人(2022年12月時点)の登録者を抱える人気コンビである。彼らほどの規模になると、表舞台に立つ演者「クリエイター」以外にも、編集や動画準備、準レギュラー的な立ち位置のメンバーも存在する。基本的に、裏方スタッフや準レギュラーは、表舞台に立つはなおとでんがんの活躍があってこそ輝く存在。その2人が解散となると、ほかのメンバーはどうなるのか。
今回の動画では、「【手加減なし】はなでん解散後、メンバーがどうするのか圧迫面接で徹底的に問い詰めてみた。」と称し、面接を通して、将来の夢を含めたメンバーの今後について聞いていった。はなおでんがんの解散後の夢、展望を語り、次のステージに照準を合わせているメンバーもいれば、動画内では語らないメンバーも存在した。
YouTuberにとっての引き際も大切であるが、裏方スタッフや準レギュラーのことも踏まえた現実的な幕引きを考える必要もある。基本的に裏方や準レギュラーは、メインとなるクリエイターがあってこそ輝く存在。頻度にもよるが動画に出演するため、ファンが付くことも多い。ただ、動画の準備や編集のサポートなど、いずれもクリエイターがいないと成り立たない仕事がほとんどだ。
では、そんな彼らはメインのクリエイターがいなくなった場合どうなるのか。一例としては、東海オンエアの準レギュラーである出っ歯(東海オンエアメンバーの高校時代の同級生)や裏方スタッフとして活躍する「ニトロ爆弾」は、それぞれ個人チャンネルでも活動を行っている。いずれも東海オンエアを経由して獲得したファンや、新規層の獲得にも成功しており、準レギュラーや裏方以外としても活躍中だ。
また、他の選択肢としてはYouTubeを通して培ったスキルを活かし、一般企業へ就職する道もある。以前令和の虎に出演したRepezen FoxxのDJ社長は「YouTubeをやっていれば、マーケティングスキルが高いレベルで身につく」と語っており、動画配信以外の身につけたスキルをもとに社会で活躍することもできるだろう。
いずれにしても、メインクリエイターの裏方、準レギュラーとして培ったスキルは無駄にはならず、往々にして第二のキャリアでも活かせる。今回取り上げたはなおでんがんのメンバーも、それぞれ身につけたスキルをもとに、別のステージでも活躍してほしい。
古参YouTuberたちが続々と活動終了や解散を発表 YouTuberにとっての「幸せな幕引き」を考える
11月5週目〜12月1週目にかけて、はなおでんがんとヴァンゆんがコンビでの活動を終了することを動画で発表し、大きな注目を集めた。…