生活に“溶け込む”オシャレで高性能な電子ピアノ。CASIO『PX-S7000』を体験してみた

CASIOの新電子ピアノ『PX-S7000』体験

 カシオから9月29日に発売された『PX-S7000』、本製品は電子ピアノ“Privia(プリヴィア)”の新モデルとして、360度どこから見ても美しいモダンなデザインと高品質な音色を備え、新たな演奏体験ができるものに仕上がった。


  “Privia”は、“In Harmony with Life”をテーマに、自分らしい価値観でピアノを楽しみたい人に向け、現代のライフスタイルと調和するデザイン、高い演奏性と表現力を実現するテクノロジーにより、自由な演奏スタイルで音楽の楽しさを提供している。

 これまでの電子ピアノは外観や音響システム、設置面において制約があったが、『PX-S7000』では、現代の「ピアノのあるライフスタイル」を再定義したという。

 本製品は、4つのスピーカーで自然な音の広がりを作る独自の“スペイシャルサウンドシステム”が搭載された。その技術を応用し、ピアノを部屋のどこに置いても、その位置に応じた好みの音響を設定し演奏ができる。ACアダプターでも電池でも稼働するため、場所にとらわれることなく楽しむことも可能だ。


 実際に部屋の真ん中に置いて音を聞いてみたが、たしかに広がりのあるサウンドが印象的だった。楽器を弾いている自分はもちろん、離れた場所で聴いても音質に満足できるだろう。演奏以外にもBluetooth接続をしてスピーカーとしても活用でき、より生活の中に自然と音楽を取り入れることができると感じた。

魅力的なデザインの「ハーモニアスマスタード」

 外観はインテリアと調和する、直線を基調とした軽やかでスタイリッシュなデザインとなっている。カラー展開は筆者が体験した「ハーモニアスマスタード」という印象的なカラーのほか、ブラック、ホワイトの全3色となっている。譜面立てが透明なアクリルだったりと、どの角度から見ても美しいデザインだ。操作盤もタッチ式パネルでライトが点灯するようになっており、無駄なボタンがないことで掃除にも困らないのが非常に魅力的だった。

演奏してみたところ……家族一緒に楽しめる弾き心地と判明

 鍵盤は木製&樹脂でつくられ、自然なタッチ感が再現されている。程よいタッチの重み感で弾き心地が良かった。小さい子どもを含めて家族一緒に楽しめるのではないだろうか。


 音色は高品質な400音色が搭載され、ピッチベンド等のサウンドの調節も可能。なかには、1970年以降に流行った時代を超えてスタンダード化したポップスの名曲に合わせた音色もあるのだとか……?


 また、3本ペダルはハーフペダル対応で演奏表現の幅も広がる。ここまでお洒落な見た目なのにも関わらず、演奏面もしっかりサポートされた満足感の高い一台に仕上がっている。


 この『PX-S7000』は、ピアノ初心者だけれど何を買おうかと迷っている人や、以前習っていたけれど久しぶりに楽器に触れたいという人に最適だと思った。

 従来の電子ピアノはなんだか気が引けてしまうという人もインテリアとして取り入れられ、さらにアプリ連携で楽しみ方の幅も広がる非常に万能タイプの電子ピアノである。音楽の楽しみをもう一度そばで体感できるそんなきっかけの一台であった。いままでにない、新しい電子ピアノをぜひ体感してみてほしい。

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