『無理ゲーRTAマラソン』で『マリオメーカー2』の部が開催 最高難易度のコースがランダムに出現する難しさ

『無理ゲーRTA』の『マリメ2』、最高難度ステージが連発

 2022年12月3日と4日に、配信サイトのTwitch上にて『無理ゲーRTAマラソン〜IMPOSSIBLE RTA MARATHON』が開催された。RTAとはリアルタイムアタックの略で、現実時間をもとに対象ゲームのクリア時間を競う競技を指す。本イベントはそのRTAの祭典であり、Twitchのレイド機能(視聴中の配信が終了した際、別のチャンネルに自動で切り替わる機能)を使用し、複数の配信者が難しいゲームや対象作品の高難度モードに挑戦していく。

 本稿では、本イベントでもとくに特徴的だった『スーパーマリオメーカー2』の部を紹介しよう。

最高難易度のなかからランダムで選ばれたコースをクリアする、実質初見プレイ

 『スーパーマリオメーカー2』は、2019年にNintendo Switch向けに発売されたタイトル。前作と同様、膨大なパーツを組み合わせてオリジナルのコースを作れるほか、作ったコースを自分で遊ぶのはもちろん、オンライン上にアップロードして世界中の人々に楽しんでもらうことも可能だ。

 走者のKeiichi氏が挑んだのは、「どこまでマリオチャレンジ」モード。あらかじめ決められた残機がゼロになるまで、ランダムで選ばれたコースを何個クリアできるか競うというものだ。ランダム要素があるので予習ができず、実質的にはぶっつけ本番の初見プレイとなる。出てくるコースは難易度によって変わるが、今回は4段階ある難度のうちの最高である「とてもむずかしい」ということもあって、条件はかなり厳しい。

 ただし今回はゲームオーバーになるまで延々とコースに挑み続けるのではなく、最高難易度のコースを6つクリアするまでのタイムを競うというルールが追加されている。

 計測が始まると、Keiichi氏は任意でコースを飛ばせるパス機能を使って、最初に挑むコースを選別していく。氏いわく、出てきたコースは必ずしもRTAに向いているとは限らないので、まず先駆者の最速クリアタイムなどをポーズ画面で確認し、挑戦するかどうかを見極める必要があるのだという。

 最初に挑むステージは、ボム兵という敵を足場にスピンジャンプで移動しながらさきに進むギミックがメイン。ジャンプ中にスピンを交えて滞空時間を延ばすなどのテクニックも使いつつ、難なく突破してみせた。

 つづく第2コースでは、コウラを駆使してトゲがひしめく道を進んでいく。地面にあるものは障害物を超えるための起点にし、ときには空中で投げて返ってきたところをつぎの足場にしたりと、コウラの使いかたやタイミングをリアルタイムで的確に判別。道中で数回失敗したものの、最終的には無事クリアした。

 3つ目は、ブラックパックンという敵が地面にところ狭しと並んだコース。音符マークのついたブロックを足場に障害物を飛び越えつつ、カギを拾ったり道中の雪玉でスイッチのオンオフで一部の地形を切り替えて進む。横に移動するドッスンに減速用のパラシュートが付いていたことで、動くスピードの遅さに不意打ちを受けるシーンもあったが、とくに苦戦している様子はなかった。

 ここからは後半戦。第4コースでは、マグマが煮えたぎる場所を進んでいく。敵がひしめく狭い通路をスピンジャンプで突破、ダメージを受けた際の無敵時間を利用したギミックもこなしつつ、こちらも見事な手際を見せてクリア。

 5つ目のコースは、地震を起こして敵を攻撃したりギミックを起動できるPOWブロックを使って、ひたすらさきに進むというシンプルなもの。一直線のコースを駆け抜け、Keiichi氏は約20秒でゴールした。

 そして迎えた6つ目。ハナチャンという芋虫の足場にしながら先に進んでいくステージで、スピンジャンプを使った移動、動くコウラを使ったジャンプを始めさまざまな難所があったがどうにかクリア。今回のRTAを19分10秒で走り切った。

 なお、Keiichi氏の自己ベストタイムは7分49秒とのこと。今回の記録はそれと比べてかなり遅かったが、ランダムで選ばれたコースに対する対応力や反射神経、いまのコースをクリアまで挑むかどうかを見極める判断力など、氏の能力が随所で確認できた。興味がある人は、ぜひ直に確認してみてほしい。

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