【マリオメーカー2】キヨ、牛沢、レトルト、赤髪のとも……ゲーム実況者による名作コース総まとめ

 Nintendo Switch用ソフト『スーパーマリオメーカー2』の発売から約1ヶ月が経過した。YouTubeにおいても多数のゲーム実況者がコースの制作&プレイ動画を投稿し、人気を博している。本校では“初見殺し”要素を取り入れたバカゲー的ステージから、オリジナルの『マリオ』シリーズ顔向けの手の込んだステージまで、ゲーム実況者の個性がにじみ出たバラエティ豊かな作品を紹介したい。

キヨ&フジ(最終兵器俺達)

【実況】 みんなで作って激闘!マリオメーカー2大戦 【Part1】

 最初に紹介するのは人気ゲーム実況者グループ「最終兵器俺達」(最俺)のキヨが投稿しているシリーズだ(https://www.youtube.com/watch?v=dV02exnJAuc)。最俺のメンバーであるフジとコースを作り合い、それぞれのコースに挑戦するという、前作『スーパーマリオメーカー』から続く激闘を繰り広げている。ふたりの性格がコースにしっかり反映されているのが面白い。

 キヨの作るコースは「鬼畜コース」に必須の隠しブロックを多用したり、コースのヒントを示すはずの矢印がフェイクだったりと、難易度が非常に高く、前作では自身の声をコースに仕込んで煽るなど、いじわる要素も多い。上級者でも初見でのクリアは難しく、プレイヤーのフジは1時間以上、悪戦苦闘することも少なくないが、ファンはそのリアクションやツッコみを楽しみにしている。

 一方でフジは、コンセプトメイクがうまく、コースにストーリーが設定されているのが特徴的だ。例えば、『天空の城ラピュタ』をオマージュした「天空の城フジタ」というコースでは、ルイージをパズーに見立て、ムスカとのバトルや滅びの呪文「バルス」の名シーンも再現。また、ラストには音符ブロックを使って、同作のメインテーマである「君をのせて」を演奏するなど、気が利いている。他にも映画『アラジン』やゲーム実況で人気のデスゲームをテーマにしたコースもあり、その工夫に感心しながら楽しむことができるが、謎解き要素もふんだんにあるので、難易度はなかなか高めだ。

牛沢

不意打ちだらけのクソみたいなコースを作ろう!【マリオメーカー2】

 今年でゲーム実況を初めて10年目を迎えた人気ゲーム実況者の牛沢も、前作に引き続き『スーパーマリオメーカー2』の実況動画を投稿している(https://www.youtube.com/watch?v=hNBN7Ttd150)。

 1作目として投稿したのは初見殺しコースだ。罠に一度ひっかかれば次は回避できるが、プレイヤーの心理の裏をかいた二重のギミックを搭載するなど、精巧な作りとなっており、土管から出現するトゲゾーを始めとして、牛沢の代名詞になっているギミックも多い。

 2作目は打って変わって、お手本とも言えるダンジョン風のコースを投稿。ピンクコイン(一定数を集めることで入れなかった扉が開くようになる)を導入し、仕掛けの異なる5つのダンジョンを攻略するという大作で、視聴者を感心させた。

 いずれもプレイしながら覚えていけば、初心者でもクリア可能な難易度になっているので、ぜひチャレンジしてみていただきたい。

レトルト

意地悪マリオメーカー2【実況】part1

 続いて、チャンネル登録者162万人(2019年8月現在)の人気ゲーム実況者レトルト。「意地悪マリオメーカー2」(https://www.youtube.com/watch?v=UTZoxhdUBvY)と銘打っているように、意地悪なギミックが散りばめられたコースをコンセプトとしているが、そこは人のよさがにじみ出ており、ヒントも多い優しい設計になっている。自作のコースを世界に公開し、きちんと楽しんでもらいたい、という思いが込められている。

 シリーズ1作目コースの構成は至ってシンプルな作りで、開幕すぐにジャンプをするとドッスンが落ちてくる、というトラップこそあるものの、難易度は抑えめ。一方、2作目には触れるとダメージを受けてしまう毒キノコが絶妙な配置で置かれていたり、スピンジャンプを多用したりと多少難易度は上がっている。

 そして3作目は、一気に高難度の意地悪コースを作成。定番ザコキャラ・クリボーの影に隠れた「カキボー」の知名度の低さを鑑み、普及のため作成したコースとのこと。ドッスンを利用し、迫ってくるカキボーから逃げるという爽快感と緊迫感がある。クリアの達成感を味わえる好ステージだ。

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