小泉萌香×前田佳織里に聞く、アミュボチャンネルの現在地と未来 YouTubeからはじまった“新たな景色”
——前田さんと小泉さんは、チャンネルをやる前から仲が良かったのですか?
前田:めちゃくちゃ共演しているので。もえぴ(小泉)とは単純に気が合うし、マインドがすごく似ているんです。
小泉:学年は私が一つ上ですけど、早生まれで誕生日も1カ月くらいしか変わらなくて。
前田:事務所的にはもえぴが先輩ですけど、最初から「全然オープンでいいよ」と歩み寄ってくれて。それに北九州の女(前田)と尼崎の女(小泉)というところで、シンパシーを感じる部分もあって。それはチャンネル内でもネタにしていますけど(笑)。
——チャンネル全体を通しても、先輩後輩の垣根が無いと言うか。
前田:すごくアットホームだと思います。
小泉:もちろん牧野さんや田野さんはとてもキャリアがあるので、どうしても先輩!とはなりますけど(笑)、それ以外のメンバーはたしかにあまり先輩や後輩を意識していないですね。
——チャンネルではいろいろな企画をやって来ましたが、印象に残っているものはありますか?
前田:戸越銀座で私が瓶ビールを飲んで歩いたロケ回「【許されざる豪遊】1万円で戸越銀座商店街を食べ尽くす!」は、再生回数がすごく伸びました(笑)。それをきっかけに「前田さんはこんなにお酒を飲むんだ!」というイメージが広がったみたいです。
小泉:そうなんだ〜!
前田:知っている方は知っていたことだけど、やっぱりYouTubeは広がりが全然違うなって思いました。
小泉:あと、かおりん(前田)の25歳のお誕生日を祝った回「【前田25周年】『ありがとう』と言ったら即終了の誕生日会」じゃない?
前田:ああ、“時が戻るドッキリ”を仕掛けられたときだ。
小泉:かおりんのお誕生日を祝ったのは本当なんですけど、かおりんが「ありがとう」を言うたびに、時間が最初に戻ってしまうというドッキリで、かおりんがいい子過ぎて「ありがとう」をあまりに言うものだから、なかなかネタばらしができなくて。
前田:そりゃあ「ありがとう」くらい何度でも言うよ、祝ってもらってるんだから! でも私も勘が鈍過ぎたようで、「『世にも奇妙な物語』みたいだな〜」と思いながら、全然気づかなくて。
——その動画、現時点でチャンネル内の再生数が一番多いらしいです。
前田:ええ〜そうなんですか!
小泉:すごい(笑)!
——そんなみなさんの素が出ていて、あまり仕事という感じでもないのがいいんでしょうね。
小泉:私は普段から、どの仕事でもあまり仕事って感じなくやっているんですけど(笑)。特に『アミュボチャンネル』は、スタジオではないところで撮影したときもあったし、“誰かんち”で撮影しているくらいのリラックス感でいつも撮影しています。
——みなさんの素の表情が観たいだろうというファンの気持ちに応えた結果ですか? それとも単純に素がこぼれ出てしまっている?
前田:そういう意味では、単純に素が出てしまっているんだと思います。それが『アミュボチャンネル』らしくて、いい空気感になっていますね。当初スタッフさんが言ってくださっていたのは、「みんながんばり屋さんで、仕事ですごくがんばっているからこそ『アミュボチャンネル』では、撮影ではあるけど息抜きしもらえたらいいな」、と。なので私たちも肩の力を抜きすぎて、ただフードデリバリーを頼んで食べるだけという回もあったし(笑)。逆の言い方をすると、観てくださる皆さんも、肩の力を抜いて楽しめる内容になっていたらいいなと思います。いい意味で仕事と『アミュボチャンネル』で、メリハリが効いているのではないかと思います。