kemio、ニューヨークでの新しい住まいがついに見つかる 引っ越し前にマンハッタンを見下ろす絶景をルームツアー

 アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するYouTuberのkemioが、2年間暮らした住まいから引っ越すにあたってルームツアー動画を公開した。

 そもそも、kemioがなぜ引っ越すことになったのかについて簡単に触れておきたい。2022年9月4日に公開した動画によれば、kemioは、2020年の冬からニューヨークの中心街・マンハッタンでルームシェア生活を開始したとのこと。当時はパンデミックでロックダウンの真っ只中。そのため、家賃が大幅に下がっており、kemioが「ドリームアパートメント」と言うほど立派な現在の住まいを、格安の2年契約で借りることができたのだという。

 そして、最近になって契約の更新を考えていたkemioだったが、ご存じの通り、今は世界的な物価高に見舞われている。ニューヨークも例外ではなく、市内の家賃が高騰。それに伴い、kemioの住まいも更新後は月の家賃が3000ドル~5000ドル(日本円で約40万~70万円)も上昇することになり、やむなく「ドリームアパートメント」から退去することを決意したそうだ。

 その後、kemioは、2カ月以上にわたって自身のYouTubeチャンネルで引っ越し企画を展開し、なかなか住まいが決まらず悪戦苦闘する様子を動画で報告してきた。しかし、そんな苦難の家探しにようやく終止符が打たれたようだ。

遂に私も家が決まり引っ越しをします涙

 11月23日に公開された「遂に私も家が決まり引っ越しをします涙」と題した動画でkemioは、なんとか新居が決まったことを伝え、「やっぱり、どうにかなるんです!」と、カメラに向かってキメ顔をした。本動画が撮影されたタイミングはちょうど引越しの日。リビングには無数のダンボール箱が詰まれており、kemioは「今すぐにでもアンジェラ・アキを召喚したい気持ち」と、住まいへの惜別の念を表現した。

 荷物の整理や部屋の掃除をする流れから、ルームツアーを開始したkemio。ロックダウンの巣籠期間含め、2年間暮らした家だ。当然、どの部屋、どの箇所、どの室内設備にも思い出が染みついている。その中でもとりわけ、kemioが饒舌に思い出を語ったのが、ガラス張りのリビングから見える景色についてだ。ちなみに、kemioがこの家のルームツアーをするのは、今回が初めてではない。引越ししたばかりの20年11月8日に投稿した動画でも行っているのだが、その時はプライバシーを考慮してか、しっかりと外に景色にモザイクが掛けられていた。

 しかし退去する今、住居の場所がバレても何ら問題はない。そのため、モザイクなしで外観が公開された。kemioは「なんでこの家に決めたのか、今だから言える理由があって」と言いつつ、向かいのビルにあるカルバンクラインの看板広告を指した。これは、ニューヨーク市民にはお馴染みのアイコニックな広告とのこと。kemioは「カルバンクラインとずっと仕事がしたくて、あそこの広告を自分がやるのが夢で。『2年間の間にそれをやるんだ。家からそれを見るんだ』という目標でやっていた」と知られざるエピソードを明かした。

 結局、その目標は2年間で達成できず、「夢はそう簡単に叶わないというニューヨークのコンクリートジャングルの現実を突きつけられた(笑)」と笑いつつ、外を見つめながら「ここから毎日色んな景色を見て。ゴミ箱に火が付いたりとか、車がぶつかっていたりとか、喧嘩していたりとか、色んなものを見ました」と懐かしそうに目を細めていた。

 このように、巣立つからこそ明かせる住まいにまつわる情報、伝えられる秘話もあったりする。多くのYouTuberが行うルームツアー動画だが、入居時と退去時、2回投稿してもまた違った味わいがあって良いのかもしれない。

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