話題の象印「スチーム加湿器」はなぜ人気? 実際に使って気になるポイントをチェック
冬になると乾燥し、引き続き新型コロナウイルスやインフルエンザへの感染に注意しなければならない。その対策として有効とされているのが適度な加湿だ。気道粘膜の防御機能を低下させないためにも室内は適度な湿度(50〜60%)を保ちたい。そこで家電業販店のネットストアのレビューで評判良く人気の商品となっている象印のスチーム加湿器(EE-DC35)を紹介する。
象印スチーム式加湿器の特徴
「この形に見覚えある」そう思った人も多いだろう。
象印マホービンが提供する加湿器の第一印象は、まさしく電気ポット型。象印マホービンを象徴するかのようなフォルムだ。形だけでなく、蓋の開閉具合、持ち手、マグネットプラグ式の電源コードと、日頃使い慣れている電気ポットと同じスタイルなので、比較的迷うことなく使い始められる。
この象印スチーム式加湿器の主な特徴は4つ
・衛生的
・手入れがしやすく
・超音波式や気化式など他の加湿方式と比較するとスチーム式は電気代がやや割高
・トリプル安心設計
メリットとデメリットがあるが、それぞれを詳しくみていこう。
1.スチーム式なので衛生的
お湯を沸騰させるスチーム式は、高温の蒸気が加湿器内部に行きわたる。つまり内部を使うたび煮沸消毒しているようなもの。沸騰させたきれいな蒸気を約65℃まで冷ましてから加湿してくれるため、衛生的といえる。
2.手入れがしやすい
この象印スチーム加湿器は、ポットと同じ構造にすることでフィルターを無くしている。つまり面倒なフィルターの掃除が不要だ。そして蓋を開けると広口容器になっているので、内部の隅々まで、しっかりと手を入れてらくらく掃除ができる。また内部にはフッ素加工が施されている。
上蓋は後ろ側の着脱ボタンで外すことも可能。さらには蒸気カバーも外せるので、サクッと手入れしたい人におすすめだ。
3.電気代がやや割高
唯一のデメリットは、電気代の割高感。象印スチーム式加湿器の消費電力は985W(1番消費電力が少ない帰化式の加湿器だと10W前後)。この割高な電気代を抑えるためには、部屋のサイズに適した加湿器を選ぶことがポイント。また、加湿したい時間に合わせて沸騰させなければならない水の量を調節することで消費電力を抑えることが可能だ。
さらには、換気扇・通気口、温度の低い冷えた窓・扉などから離れた場所に設置する、エアコンと併用する場合は温風が直接当たらないように注意するなど適切な設置場所を選ぶことも重要なポイントだ。
スチーム式加湿器は沸かした蒸気で室内を加湿するとともに、室内の温度も上昇させてくれる。ポイントを抑えれば、電気代を改善することも可能だ。
4.トリプル安心設計
この象印の加湿器には「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒湯もれ防止構造」の3つの安心設計が施されているので、子どものいるご家庭でも安心して使用できる。
そのほか、「湿度センサー」「室温センサー」と、デュアルセンサーが快適な湿度を自動でコントロール。「しっかり」「標準」「ひかえめ」と3段階選択できる。
また「低湿」「適湿」「高湿」と部屋の状態がランプわかる「湿度モニター」、睡眠時間に合わせて設定できる「入、切デュアルタイマー」、沸騰音を軽減してくれる「湯沸かし音セーブモード」など、使いやすい機能がついている。連続加湿時間は「弱」モードで最長32時間、「強」モードで8時間となる。