バン仲村、『BreakingDown』を通して新たなネットスターに? 強烈なエピソードとインテリジェンスが並列するタレント性

 1分1ラウンドルールの総合格闘技大会『BreakingDown』で注目を集める、45歳の彫師・バン仲村が、同格闘技大会プロデューサーを務める朝倉未来のYouTubeチャンネルに出演した。

BreakingDown5のオーディションがやばすぎたvol.4

 バン仲村が『BreakingDown』の舞台に現れたのは、7月6日に公開された『BreakingDown5』のオーディション動画でのこと。「純士、久しぶり」と、“アウトローのカリスマ”の異名で知られる瓜田純士に親し気に挨拶すると、瓜田は「色々あったね昔、悪かったね」と謝罪し、「ここに出てこれるような人物じゃなかった。今はわかんない。今は色々綺麗かもしれないけど」と危険人物であることを匂わせた。両者の因縁について、バン仲村が話したところによれば、9年ほど前に瓜田を「ボコボコにした」らしく、「傷害・恐喝・器物損壊」の罪で捕まったとのこと。結局、バン仲村は『BreakingDown5』での本戦出場は叶わなかったものの、強烈なエピソードと存在感により、ただならぬ人物であることを視聴者に印象付けた。

バン仲村さんと対談してみた

 続く『BreakingDown6』で本戦に初出場し、見事勝利を収めたバン仲村は、11月14日に公開された「バン仲村さんと対談してみた」と題した動画で、朝倉との対談を実施。そこで知られざる半生について語った。

 実は大学院卒だというバン仲村。大学時代は、入学と同時期に父が亡くなってしまったため、山梨でぶどう農家を営む実家の手伝いをして学費を工面する苦学生として過ごしたようだ。また、後に職業となる彫師および刺青の魅力に気付いたのも、ちょうど学生だった19~20歳の頃とのことで、「まともな部分とアウトローな部分が混同してハイブリットして生きていた」と振り返った。卒業後は、通っていた大学の生徒指導を担う職員を経て、日焼けサロン事業などを行う実業家へと転身。現在、日焼けサロンを山梨で2店舗展開しており、色黒のビジュアルもそこからきているという。

 朝倉が、オーディション参加時に「裏から表(の社会)に出てきた」と言っていたことを取り上げて、その真意を問うと、バン仲村は「経営者として裏方のほうで生きてきたけど、インフルエンサーじゃないけど、純士と対等なステージに上がるために表に俺は出てきた」という意味だったと説明。朝倉が「極道の方なのかと思った」と率直に言うと、バン仲村は「編集マンが上手かったと思ってもらったほうが(笑)」と苦笑いを浮かべた。

 そして今後の展望についてバン仲村は、因縁の相手である瓜田との対戦について「いよいよやりたいなと思ってる」「無制限であれ、1ラウンドであれ行く気でいますけどね」と意欲を示すと、朝倉も「確かに見たいっすね。『BreakingDown6.5』か『7』ぐらいで」と前向きに検討していた。

 コメント欄には「話し方も面白くてエピソードも強くてずっと聞いてられるな」「バンさんの話し、分かりやすくてすごく面白い…。頭の回転が早い人ってこういう人だと思う」「言葉を選んで、説明するあたりが抜群にうまいな」など、バン仲村のトーク力とエピソードの豊富さに対する称賛の声が多数寄せられている。

 これまで数々のネット上のスターを生み出してきた『BreakingDown』だが、バン仲村もその一人になりそうだ。

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