YouTube、NFTアートも活用 石田ニコルが語る「テクノロジーを活用した芸能活動」の利点

石田ニコルが語る「テクノロジーを活用した芸能活動」

オンライン・オフライン両方でファンとのコミュニケーションを大切に

ーー石田さんの舞台の活動についても教えてください。上演中の舞台、劇団☆新感線の『薔薇とサムライ2 −海賊女王の帰還−』に出演が決まった時の感想は?

石田:まず、驚きましたね。それから、すでに長い時間をかけて出来上がっている劇団☆新感線さんの中に入っていくということで緊張しました。ただ、始まる前に「家族だと思ってね」と言っていただいたことや、地方をみんなで移動しながら、ずっと一緒にいるので、段々うち溶けていって。今では落ち着く場所になりましたね。

ーー2023年にはブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』への出演も控えている石田さん。お芝居の楽しさを感じたのはいつですか?

石田:NHKの『えっちゃん』という作品で感情表現が苦手な令嬢の役を演じたのですが、その時に長ゼリフを言いながら感情をぶわーっと出すシーンがあったんですね。その撮影の時に相手役のユースケ・サンタマリアさんが、カメラの後ろにずっといてくださって、私のお芝居を受けてくれたんです。その時に「自分とは別の人になるのって、こういうことなんだ」とお芝居のおもしろさに気づきました。

ーー舞台に関してはオンラインで配信されることも増えましたが、見られる側としては違いはあるのでしょうか?

石田:息遣いや迫力を感じることができたり、自分で見る俳優や場所を決めたりできるのは、生で見る舞台の強みだなと思います。ただ、オンライン配信されることで、より多くの人に届くようになったのは嬉しいです。今後も両方の良さを生かしながら、見る方の好きなように楽しんでもらえたらなと思います。

ーー舞台などのオフライン、YouTubeなどのオンラインでファンの方とコミュニケーションを取っていると思いますが、両方で関わることで感じたことはありますか?

石田:オンラインの方が緊張せずにたくさんしゃべってくれているなと感じますし、私自身も緊張せずにしゃべれるなと思っています。それからお互いの自由が効くのは、オンラインの強みかなと。

ーーお互いの自由?

石田:ファンの方の中には、たくさんしゃべりたい人もいれば、ただ見ていたいだけの人もいると思うので、それが自由にできるのはオンラインのいいところかなと。

 ただ、そんな中でもオフラインで会う機会は大切にしたいなと考えています。ずっと応援してくれている子が舞台を見に来てくれた時に「生のニコルちゃんを見て充電完了しました」って言ってくださったのを聞いて、より一層そう思いました。

ーーありがとうございます。それでは最後に、今後の芸能活動で挑戦したいことを教えてください。

石田:声のお仕事をやってみたいです。たとえば、アクション系のゲームで「ヤー!」と叫ぶような声優のお仕事とか(笑)。それからミュージカルに出演しているものの、もっと歌うイメージをつけるために歌の仕事も広げていって、自分の声だけでどこまで表現できるのかチャレンジしてみたいです。

■衣装クレジット
ワンピース(テラ/ティースクエア プレスルーム 03-5770-7068)
リング(ザ・フューチャーロックス/H3Oファッションビュロー 03-6712-6180)
パンプス(バイ・ファー/H3Oファッションビュロー 03-6712-6180)

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