“顔出し解禁”を終えた学芸大青春。「ようやくスタートラインに立てた」5人がいま考えていること
ピアノダンス楽曲では、蓮からのスパルタディレクションで鍛えられたメンバーたち
ーー現在、8月から5ヶ月連続でピアノダンス楽曲をリリースされていますね。リリースが始まってから、みなさんの音楽の質がまた1つ上がったと感じています。“ピアノダンス”というコンセプトは、どのように生まれたのでしょうか?
蓮:今年のはじめに、音楽で、ジュネスらしさをどう表現するかを話し合う中で、僕が小さいころからやっているピアノを取り入れてみよう、ということになったんです。
ーー実際に制作に携わってみて、大変だったことはありますか?
蓮:楽曲制作により深く関わるようになって、音楽の楽しさや難しさをより知ることになりました。ダンス曲にピアノを当てはめるのは結構難しいんですよ。クラシックの曲をサンプリングして、コード進行が合わないからちょっとメロディーを変えたりとか、試行錯誤しながら制作したので、音楽に対しての理解が深まりましたね。
陽介:今回のレコーディングでは蓮がディレクションをしてくれたんですが、メンバーだからこその遠慮のないディレクションにプレッシャーを感じました。本収録の前のテストレコーディングが終わると、1人ひとりに長文でメッセージをくれるんですが、「ここまでできるよね」っていう無言の圧を感じるんです。信頼して、期待してくれているからこそですね。
優輝:僕たちに期待してくれていることを感じますね。メンバーだからこそ、できることとできないこともよくわかっているし。僕らのスキルが上がる良い機会なので、蓮のディレクションはありがたいです。
将綺:僕らは共同生活をしてるので、楽曲制作の段階で、気になったことをすぐに話せるのがいいですね。曲についてより密に話し合えるのがうれしいです。
優輝:蓮はただ指示するだけじゃなく、僕たちの意見も積極的に取り入れてくれます。ラップパートを練習しているとき、蓮が「優輝が気持ちよく歌うやり方がほかにあったら、今ある譜割も変えちゃっていいよ」と言ってくれたので、自分なりにいろいろ提案しました。たとえば、このパートのアクセントの位置を変えれば、韻が強調されてより耳心地がいいフローになるんじゃないか、とか。おかげで僕も成長できました。
ーーみなさんの中で、制作に携わっている意識がより強まっているんですね。
勇仁:自分は蓮にディレクションをしてもらうのが楽しみだったし、実際やってみても楽しくて、やりやすさも感じています。これまでメンバーにレコーディングを見てもらったり、ディレクションしてもらうことがあまりなかったので。蓮が自分のことを信頼してくれてるからこそのディレクションだと思ったし、自分でも良くなっているのを感じられました。
レコーディングでは、まず最初は作り込まずに自分の表現でフラットに歌って、それからディレクションに合わせて調整していくやり方で、すごくやりやすいです。あと単純に、蓮の作る楽曲が好きですね。だからこそ歌うのが楽しいし、どんなディレクションをしてくるか、何を求めてくるかが楽しみです。
いつかあの会場を満席にしたい! 3周年記念ライブのリベンジに燃える5人が見据える今後
ーー活動開始から4年目に突入した学芸大青春の目標を教えてください。
優輝:4年目は、使えるものをすべて使って戦うことが大きなテーマです。顔出しによって表現の幅が広がりましたし、これからは外部のライブイベントにも素顔でで出演させていただくので、より僕たちのことを知ってもらういい機会になると思います。
もう1つ、僕ら5人が共通して持っている目標は、今回ライブをやったグランキューブ大阪とLINE CUBE SHIBUYAを満席にすることです。東京公演のMCでも陽介が言ったように、いまの僕たちでは埋められなくて悔しい思いをしたので、絶対にリベンジしたいですね。
ーー満席の会場が見られるのを楽しみにしています。続いて、個人的な目標や挑戦したいことを教えてください。
陽介:自分は5人で『ネプリーグ』に出てみたいですね。
優輝:おおー、いいね!
陽介:優輝はすばらしい学力を持っているから、いいところまでいけるんじゃないかな。もしダメでも、できる人がいるからこそ、ほかがちょっと足を引っ張っちゃってても見てておもしろいのかなと思っています。
優輝:俺は主に数学だけどね。
陽介:それぞれ得意技とか、得意分野があるから、お茶の間を楽しませられたらいいな。僕らはお喋りなので、バラエティ番組に出てみたいですね。日常生活感やチームワークをいろんな人に見てもらいたいです。
将綺:僕らは体を動かすのが好きなんで、『VS魂』とかもいいですね。5人で出たいな。
ーーみなさんそれぞれ個性豊かなので、バラエティ番組映えしそうですね。
蓮:僕はライブの幅を広げる意味で、ピアノの弾き語りをしたいです。表現のバラエティが豊かになれば、見てる人もより楽しめると思うので、まずはそういう曲を作って、いつかライブでパフォーマンスしたいですね。
優輝:僕はラップとダンスでジュネスを引っ張りたいので、まずは1人のラッパーとして成長することが目標です。ソロ曲では作詞やメロディー制作もしてますが、5人の曲ではまだなので、5人の曲でリリックを書いてみたいですね。あとはフリースタイルラップもできるようになりたくて、いま練習中です。
将綺:僕はちょっと抽象的な目標ですが、日本で最強の応援歌を作りたいです。たとえば高校サッカーや甲子園のテーマ曲とか。学生さんや社会人を問わず、なにかに勝負してる人の応援歌を5人で歌いたいですね。そして最終的には、ワールドカップやオリンピックのテーマソングを歌うグループになりたいです。開催期間中ずっと自分たちの曲が流れてると思うと、テンション上がりますね。
優輝・陽介:それいいね!
勇仁:自分はギターの弾き語りをしたいです。これまではダンスミュージックが軸でしたが、そこに新しくギターが加われば、音楽の幅も広がるし、ライブの演出でもお客さんを楽しませられると思います。これまでの自分とはまた別の、人間らしい部分も表現できたらいいですね。いまはまだ人前で弾けるレベルではないのですが、練習しているので楽しみにしていてほしいです。
■リリース情報
学芸大青春 5ヶ月連続配信シングルリリース第3弾『グッデイ・バッデイ』
<配信URL>
https://nex-tone.link/A00106088
<ミュージックビデオ>
第4弾『ふたり』11月18日(金) リリース決定!