超大型の“文化祭”に感じた、とてつもないエネルギー 『にじさんじフェス2022』総括レポート

『にじさんじフェス2022』総括レポート

 さて、2日目最後の企画として16時半からは『月ノ美兎&星川サラ&不破湊&ChroNoiRステージ』がスタートした。

 剣持から「エアギター」を継承した星川は、可愛さと明るさを押し出した吹っ切れたパフォーマンスをみせつつ、不破湊は紫のライトの下でロマンティックと切なさに訴える楽曲を投下し、対照性がとても映えて見えた。

にじフェスを誰よりも全力で楽しんできた【にじさんじ】
ありがとう

 そこからバトンを受け継いだ月ノ美兎は、文学少女の可憐さと奇天烈さが入り混じりつつ「最近まで休止したりしましたが、ファンに向けて気持ちを込めて歌います」と切々と歌っていた。

 また、序盤から新衣装で登場し一気に観客を鷲掴みすると「トークする2人」「ライブする2人」という二面性をダイレクトにぶつけていったChroNoiR(叶・葛葉)の2人。

 にじさんじの中でも個性的な5人によるライブということもあり、それぞれのキャラクターやメッセージを込めた内容となっていた。

 特に星川は「にじさんじ」外でのライブでの参加は多いものの、プレッシャーは計り知れなかったであろうが、ダンス・歌・演出をトータルにして自身の持ち味・カラーを前面に活かしきったといえよう。

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【 振替 】振り返り【 両替 】

 ここまで簡単ながらにイベントを振り返ってみたが、ここまで巨大かつ充実の内容となった『にじさんじフェス2022』。

 光沢感やテカリの表現によって存在感がより強まり、物理演算がより精密になったことも影響して、いままで感じることのなかった重量感が目に見えて伝わるレベルにまで3Dモデルの動きも向上している。それに負けないように、各々のタレントが持っている技量・スキルもドンドンと上がっていくことになるはずだ。

 おそらく来年以降にも大型企画がいくつも進行しているだろう。今回のフェスよりもより高濃度・高密度な内容を目指して邁進していくのだとすれば、とても楽しみだ。

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