成立した韓国男子×日本女子カップルは? 共同生活で9人が見せた成長『HEART SIGNAL JAPAN』最終話

『HEART SIGNAL JAPAN』最終話

 9日間のシェアハウス生活を送るなか、“仲間”になった9人。最終日のマオやミズキの涙からは、恋愛としてだけでなく、それぞれが深い関係を築いてきたことが伝わってきた。

 しかし、本作は恋愛リアリティーショー。それぞれが、たったひとりの“運命の相手”を選ばなければならない。

 初の日本リメイクとなる今回は、めでたく3組のカップルが誕生した。

 1組目は、宿泊デートで大きく距離を縮めたジヌとミズキ。この2人は、まるで長年一緒にいる夫婦のような空気感を纏っている。ちょっぴり口下手(?)なジヌを、サバサバしているミズキが引っ張っていく。将来、一緒にいる姿がリアルに想像できる点が、お互いを選んだポイントのひとつだったのではないだろうか。

 気持ちが通じ合って初めてのデートでも、本当に“自然”な2人。自然に肩を組んだり、バックハグをしてみたり。まさに、結ばれるべくして結ばれたカップル、という感じだ。

 このデートで、筆者がいちばんキュンときたのは、ジヌがミズキにあげたプレゼント。ドライに見える彼が、まさかお揃いのスマホケースをチョイスするなんて……。“ずっとあなたの存在を感じていたい”という気持ちが見え隠れしているような気がして、思わずときめいてしまった。

 しかし、このカップルが誕生したことで、ジヌに好意を寄せていたナナセは失恋。一途にナナセを想ってきたジュウォンの恋も、儚く散ってしまった。

 ナナセも、もっとはやくアピールしていれば、ジヌの候補に入ることができたのだろうか……。ちょっぴり惜しい気持ちもあるが、全身全霊で恋をしたこの日々は、ナナセにとってもジュウォンにとっても、“運命の相手”と出会うための糧になってくれるはずだ。

 続いて、2組目のカップルはドウンとミサト。「できなかったこと、全部しよう」と“これから”の日々を想像させるドウンの告白もよかったし、髪型を褒められて、「オッパ(※韓国語で“おにいさん”の意味)にしか見せてないよ」と上目遣いをするミサトも可愛かった……!

 これまでは、ミサト→ドウンの構図だったのに、初デートの時にはすでに逆になっていたのも、面白い。どちらかというと、ドウンが「好き好き!」という感じで、ミサトが「はいはい」とたしなめている感じ。シェアハウス中は、追う恋が多かったミサト。これからは、追われる恋の幸せを噛み締めながら、ドウンにたっぷり愛されてほしい。

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