2年ぶりに完全復活する『E3』リアル開催のテーマは“見本市からの脱却”?

『E3』リアル開催のテーマは“見本市からの脱却”?

 『Electronic Entertainment Expo』(以下、『E3』)の運営を務めるESA(Entertainment Software Association)は9月27日、『E3 2023』を2023年6月13日から6月16日の期間で開催すると発表した。

 アナウンスによると、2023年はロサンゼルス・コンベンションセンターでのリアル開催も予定しているという。実現すれば、2019年以来4年ぶりのオフラインでの実施となる。

 メーカー各社がオンラインに独自の情報発信のチャネルを持ったことで、あらためて意義が問われはじめているゲームイベント。『E3 2023』はそうした疑義を払拭し、華々しい復活を遂げられるだろうか。いまリアルな場で開催する意味を考えていく。

4年ぶりのリアル開催が決定。気になる大手プラットフォーマーの出展は?

 『E3』は、例年6月ごろにアメリカ・ロサンゼルスで催される世界的なゲームの見本市だ。日本の『東京ゲームショウ』、ドイツの『gamescom(ゲームズコム)』と並び、世界三大ゲームショウのひとつとされる。

 第1回の1995年以来、一時的な規模の縮小や開催地の移転などを繰り返しながら、休むことなく開催されてきたが、2020年以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響などもあり、中止やオンラインのみでの開催にとどまっている。

 ESAによると、2023年はロサンゼルスのコンベンションセンターを会場とし、6月13日から6月16日の日程で実施されるとのこと。リアルでの開催は、実に4年ぶりだ。現時点で出展メーカーなどの詳細は明らかとなっていない。大手プラットフォーマーの任天堂やソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、ソニー)、Microsoftが出展するのか、今後の動向に注目が集まる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる