“肉食系”韓国男子は日本女子に刺さらない? すれ違う恋愛観『HEART SIGNAL JAPAN』7話

『HEART SIGNAL JAPAN』7話

 「ごめん、先約があって……」と、ミサトの誘いを断ったドウン。この1週間、“先約”が誰なのか気になっていた人も多いのではないだろうか。正直、このままミサトと結ばれてくれれば波風が立たないのに! と思ったが、そううまくは行かないのが、この番組のリアルなところ。第7話も、恋の矢印が複雑に絡み合っていた。

 ドウンがデートに誘ったのは、同じく途中加入のナナセだった。「夜に帰ってくると思う」と言われたミサトは、「じゃあ、今だったら大丈夫?」とドウンをカフェに誘い出す。

 “今”話したい! という気持ちが強く出てしまったのかもしれないが、ナナセとデートをしたあとに呼び出し、思い出を上書きした方がよかった気も……。たった1時間で気持ちを惹きつけるのはハードルが高いし、ドウンの頭のなかにはこれからデートをするナナセの存在がある。それに、ドウンはお酒を飲みながらの方が話が弾むタイプだからこそ、夜のデートの方が距離が近づいたかもしれない。

 ナナセとのデートのあとには、「まだ話したことがなかったから」とミズキを誘い出していたドウン。夜でもよかったなら、ミサトとのデートを夜にしてくれよ! と思わずツッコんでしまった。一緒に過ごした“時間”ではなく、誘い出す“順番”が恋を狂わすのが、恋愛リアリティーショーあるある。もし、ミサトとドウンが、ナナセとのデート後にお酒を飲んでいたら……と思うと、胸が苦しくなる。

 爽やかなお兄さんという印象が強かったドウンが、ナナセの前では急に肉食な顔を見せたのにも驚かされた。「ナナセのことが気になるからね」と優しく微笑んだあとは、「僕の誘いを断ることもできたよね?」とちょっぴり意地悪なアプローチ。しかし、ナナセは「まだ2人で話したことがなかったから」と淡々と返していたのが印象的だった。もし気になっていたなら、「私も気になっていたから」とアピールに使ってもよかったはず。

 それにナナセは、ドウンの考えに真逆の意見を返すことが多い。友人と好きな人が被っても気にならない派のドウンに、「私は諦める方です」と言ったり、第一印象が大事と言われた時は、「私は、あまり重要じゃない」とバッサリ斬ったり。素を見せられていると考えたらいいことなのかもしれないが、恋愛観の違いは、恋を進める上での障壁にもなりやすい。好きな気持ちがあるのなら、最初はできるだけ相手の考えに合わせる気もする。やはり、ドウンのアプローチはあまり刺さっていないのだろうか。

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