AppleのVRゴーグルでは“目に見えないもの”を視覚化できるかも 新たな特許を取得
AppleがMR(複合現実)ヘッドセットに関する特許を取得したことを米国特許商標庁が9月15日に公開した。
その内容には「目に見えない現象を視覚化する」という説明も含まれている。目に見えない現象とは、例えば楽器の音、Wi-Fi信号、物体の温度、気流、ガスといったもので、まるでSFのようだ。
また、投影システムは、ホログラムとして仮想オブジェクトを投影することも可能だという。
この技術は、コンタクトレンズなど様々なウェアラブルデバイス以外にも、ディスプレイ機能が統合された車のフロントガラスにも適用可能だという。民生品はもちろん、産業分野など幅広い活用が期待されている。Apple Carにも使われるのだろうか。
Bloombergは、Appleが少なくとも3つのAR(拡張現実)・VR(仮想現実)ヘッドセットを開発しており、最初のデバイスは「Apple Reality Pro」として発売される可能性があると伝えている。
アナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleが早ければ2023年1月にもMRヘッドセットをローンチする予定だと予想。
4K micro-OLEDディスプレイや光学モジュールなどを搭載し、Wi-Fi 6E接続、アイ・トラッキング、オブジェクト・トラッキング、ハンドジェスチャ・コントロールなどの機能を備えている可能性があるという。
価格は2,000ドル~3,000ドルになるとみられている。決して安い買い物ではないが、新たな世界が広がる新製品だけに、あまたの買いたいファンがいるだろう。
廉価バージョンの登場には、あと2、3 年を要すると予想されている。すぐに手が出せない人は、そのタイミングで購入する選択肢も検討する余地がある。
(画像=Patently Appleより)
(source)
https://www.patentlyapple.com/2022/09/apple-reveals-a-mixed-reality-headset-feature-that-allows-a-user-to-visualize-non-visible-phenomena-like-gases-ultrasonic.html
https://www.macrumors.com/2022/09/04/apple-reality-pro-to-be-first-of-three-headsets/
https://www.tomsguide.com/news/apple-vr-and-mixed-reality-headset-release-date-price-specs-and-leaks
https://appleinsider.com/inside/apple-vr