“届きそうで届かない憧れ”で居続けるために。Juliaが大切にしている「インフルエンサーの矜持」
――ブランドを新たに立ち上げたこともそうですが、ご自身が世の中に大きな影響を及ぼす存在になっていることについては、どう感じていますか?
Julia:最近改めて思うんですけど、私にとっては何気ないひと言でも、誰かにとっては大きなことだったりするんですよね。ある人にとってはうれしい言葉が、別の人にとっては聞きたくない言葉だったり。だから、自分の発信には気をつけないといけないなって。自分の芯はぶれないようにしつつ、人を傷つけないというか。
――先ほど街なかで撮影をしていたときも、ファンの方に声をかけられていましたが、どんな言葉をかけられるとうれしいですか?
Julia:えーっ、なんだろう!? 「Juliaちゃんですよね」みたいな感じで声をかけられるのもうれしいし、Shiki Styleの商品や動画の感想をいただけると、あー、ちゃんと私のことをわかってくれているんだなって、すごくうれしいし。だから私、ファンの方と道端で話すのが好きなんです! 私から質問しちゃったりもするし。愛犬の散歩中に声をかけてもらって、2匹が喜んでいる姿を見ると、私までうれしくなってニヤニヤしちゃいます(笑)。
――YouTubeチャンネル「Julia in Style」にアップされる動画の内容も、チャンネルのテーマ「届きそうで届かない憧れの生活」という絶妙なラインを攻めていますよね。
Julia:届くようで届かない存在ではありながら、ライフスタイルとかを真似できなくなっちゃうくらい遠い存在にはなりたくないんです。私って、一見しっかりしているように思われがちなんですけど、全然しっかりしてないんですね。動画撮影中にいろいろとドジをしても、あえてカットせずに出すことで、友達のような感覚で見てもらえるかなって。まぁ、わざとやってるわけじゃなくて、本当の私が出ちゃってるだけなんですけどね(笑)。
――動画をアップする際は、再生回数なども意識しますか?
Julia:前は、けっこう意識していました。再生回数が下がっちゃったら、何がいけなかったのかなとか。(再生回数を)上げるために、こうしなきゃいけないな、みたいなことばかり考えて、自分がやりたくない方向に走っていた時期もあったりして。でも、そんなふうに作った動画って、撮っている自分も楽しくないし、見ている人にも無理しているように映っちゃうんですよね。今は、私のことを本当に応援してくれている人たちなら、きっと何をしてもわかってくれると信じているし。私が楽しんでいるのがみんなに伝わって、ハッピーが広がっていったらいいなと思って、自分の一番やりたいこと、自分が楽しめるものを動画にしています。自分が楽しんでやらないと、きっと長く続けられないですよね。
――8月17日にアップした動画「ドライブトーク~」では、ご自身の悩みも話されていましたね。
Julia:あっ、そうですね。最近の悩みをお話ししたんですけど、いろんなコメントをいただいて。改めて自分のひと言の重みを実感して、責任を持たないといけないなって勉強になりました。自分の成長にもつながる動画になったので、出す価値があったかなって。
――動画をアップする前は、勇気がいりましたか?
Julia:はい、けっこう自分をさらけ出したので。昔は、自分の悩みとかをそんなに言わなかったんです。でも、そんな私の姿を見せることで、“Juliaちゃんにも悩みがあるんだ”って親近感につながるかもしれないし。ひとりで抱え込むのはやめようって思いました。
――Julia in Style開設からまもなく1年が経ちます。
Julia:最初は不安もあったので、1年間やってこれたんだってホッとする気持ちもあります。この1年でコラボレーションだったり、今回のShiki Styleのプロデュースだったり、いろんなことに挑戦できました。10月までにもうひとつ発表できることもありますし。ひとりでもできるんだってちょっとだけ自信につながったし、ひとりになったからこそ成長できた自分もいます。前だったら、インタビューでもこんなに話せなかったと思うんですよ。昔の私は、自分の考えをしっかり持っていなくて、自信もなかったから。それが、こうやって話せるようになったというだけでも、かなり成長したと思うんですよね。私にとって、すごく有意義な1年でした。
――今後の展望を教えてください。
Julia:私は昔から、遠い将来のことを考えるのが苦手で……。でも、急にやりたいことが湧いてきて、それを実行してきたらここまでこられたので、この調子でずっと活動を続けられたらいいなとは思っています。
――小さなことでもいいですが、今やってみたいことはありますか?
Julia:最近、やっと自分の車を購入したんです! ノエルとジャック(愛犬の名前)を連れて遠出ができるようになるのがすっごくうれしくて。2匹の動画をもっと出したいなとか、犬好きなみなさんと触れ合える機会を持てたらいいなとかワクワクしています。ただ、私にしては大きな車なので、ぶつけないように気をつけないと!