“届きそうで届かない憧れ”で居続けるために。Juliaが大切にしている「インフルエンサーの矜持」

Julia in Style開設1年を振り返って

 洗練されたセンスで、Z世代を中心に圧倒的な支持を得ているJulia。“届きそうで届かない憧れの生活”を発信しつづける彼女が、「ちょっと贅沢なライフスタイル」がテーマのブランド「Shiki Style」をプロデュース。第1弾として7月にヘアオイルをリリースしたばかりだが、商品が完成するまでの道のりや、ブランドにかける思いを語ってくれた。

 また、YouTubeチャンネル「Julia in Style」開設からまもなく1年を迎える彼女に、この1年を振り返って感じることや、今後の展望なども聞いた。

――「Shiki Style」を立ち上げた経緯を教えてください。

Julia:YouTubeでは、ちょっと贅沢なライフスタイルをお届けできたらいいなと思って発信しているんですけど。コロナ禍になってお家時間が増えたこともあり、せっかくなら、その時間をちょっと贅沢にできるアイテムがあったらいいなと思ったのが始まりです。

――実際にShiki Styleのプロジェクトが立ち上がったときは、どんな気持ちでしたか?

Julia:これまでもアパレルやカフェとのコラボレーションはあったんですけど、自分のブランドってなると責任重大なので、最初は不安でした。でも、私が大切にしてることって何だろうって自分と向き合って考えながら、コンセプトを決めて。そうすると自分が大切にしたい軸ができるので、だんだんと安心感が生まれました。

――ブランド名には、どのような思いが込められているのでしょうか。

Julia:まず、自分がどんなブランドにしたいかと考えたとき、私は季節を感じるのが好きだから、それにまつわる名前がいいかなと思ったんです。いくつかの候補のなかから、最終的にShiki Styleに決めました。“四季を意識したブランドなんだな”ということが伝わりやすいかなと思って。ローマ字表記にすることが決まってからも、“Shiki”にするか“Siki”にするかとか、全部大文字にするかとか、いろいろ悩みました。

――Shiki Styleは、サステナブルを意識しているのも特徴のひとつですが、そういった地球環境に関してはいつごろから意識していたのですか?

Julia:友人にそういうことを発信している人が多くて、すごく影響を受けました。以前、渋谷でゴミ拾いをする動画をアップしたら、コメント欄に「もっとそういうことを発信してほしいです」という声をいただいたとか、そういう話を聞いて。私も発信できる立場なのだから、自分のできることからやっていけたらいいなと思うようになって。今回、Shiki Styleの商品はサステナブルを意識したものになっています。

――先日、第1弾商品としてヘアオイルをリリースしました。完成するまでには、試行錯誤があったのでしょうか。

Julia:まず、自分の理想とするヘアオイルがどんなものかというのを書き出して、スタッフさんに伝えました。そこから、家がサンプルだらけになるくらい何度もサンプルを作っていただいて。自分で納得のいくまで試して、理想にたどり着きました。

――パッケージでこだわった部分は?

Julia:季節と自然を感じられるものにしたくて、キャップを木目調にしました。たぶん難しいオーダーだったと思うんですけど、理想のものが完成して大満足です! しかも、木というのは自然のものなので、一つひとつ木目の感じが違うんですよ。そういうところも楽しんでいただけたらうれしいです。あとはShiki Styleらしさというところで、香りにもこだわりました。朝用には春草、夜用には夏花のイメージに合った香りにして、パッケージの色みもそれに合わせました。

――7月31日にはローンチイベントが開催され、ユーザーの方と直接触れ合う機会がありました。

Julia:イベント当日は、「ヘアオイルが切れても買うのを我慢してました」とか、「デートに(ヘアオイルを)つけていったら、彼氏にいい匂いがするねって言われました」とか、それぞれの思いが聞けて楽しかったです。実際に使ってくださったみなさんからは、「クセ毛が扱いやすくなりました」とか「夜用はラベンダーの香りなので、リラックスして眠ることができます」とか、うれしい反応ばっかりいただいて! 第2弾商品に関する質問とかもけっこうあって。「いまから楽しみにしています」と言っていただけたので、さらにやる気が湧いてきました。

――今後、Shiki Styleで扱ってみたい商品は?

Julia:季節感と香りにこだわるブランドなので、香水を作ってみたいですね。あとは、ローンチイベントでリップを作ってほしいという声もいただいたので、挑戦してみたいなぁ……なんて、まだ決まっていることは何もなくて、私ひとりで考えているだけなんですけど(笑)。

――Juliaさん自身は、どんな匂いの香水をつけることが多いんですか?

Julia:強すぎる香りがちょっと苦手で、甘すぎなくて爽やかな感じが好きですね。自分のなかで、季節ごとに“これ”っていう定番の香りがあるんです。夏は柑橘系とか、クリスマスの香りとか。

――クリスマスの香りとは?

Julia:私のなかでそう思っているだけなので、言葉で表すのはすっごく難しいんですけど……その香りを嗅ぐと、一瞬でクリスマス気分になるんです(笑)。香りって、なつかしい思い出が一気に蘇ってくるじゃないですか。Shiki Styleの香水も、そんなふうに思い出に残る香りになったらうれしいですよね。

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