山善の電気ケトルの“充実した機能”とは? 使ってみて感じたメリットデメリットを紹介

山善のコーヒーケトルの“充実した機能”とは?

 コーヒーやお茶を淹れたり、カップ麺を作ったりと、日常でお湯を使う場面は多い。コンロでやかんを使って沸かす場合もあるが、スイッチを入れれば好きな温度に調整ができる電気ケトルが人気だ。今回は生活家電を扱う山善の『電気ケトル(YKG-C800-E)』(以下、『電気ケトル』)をレビューしていこう。

コンパクトで邪魔にならない山善の『電気ケトル』

山善『電気ケトル(YKG-C800-E)』

 山善の『電気ケトル』はいわゆる“コーヒーケトル”というような細口ノズルのタイプ。ケトルと電源プレートのセットで使うことになる。電源プレートの大きさはiPad mini4(約203mm×134mm)ほどで、サイズにもよるが、キッチンの棚に置いていてもさほど邪魔にならないと感じた。

 ただ、電源コードを使って電源を確保するので、コンセントの位置を確認して置き場所を決めておくと良いだろう。

 電源プレートの操作部には以下の6つのスイッチがある。電源スイッチ、温度選択スイッチ、温度表示、保温スイッチ、沸とうスイッチ、温度設定スイッチがある。

・電源スイッチ:タッチすることで起動モードになり、再度タッチすると待機モードになる。
・温度選択スイッチ:60度、70度、80度、85度、90度、95度の6種類がプリセットされている。
・温度設定スイッチ:60度〜100度の間で、1度単位での温度の設定が可能。1回ずつボタンを押すか、長押しで温度を設定する。1回温度を設定するとメモリー機能で温度を記憶しているので、いつも同じ温度設定できる便利な機能。
・温度表示:温度設定がされていると、設定中の温度が表示される。起動モードや加熱中、保温中はケトル内の水温が表示されている。
・保温スイッチ:タッチすることで保温が設定され、加熱後に保温が開始される。保温時間は1時間。中止する場合は、再度タッチする。
・沸とうスイッチ:沸とうの設定ができる。一度設定すると再度タッチしても停止ができないので、電源スイッチをタッチして待機モードにして停止させる。

 ケトルの容量は最大で800ml。温度センサーが水に浸かるように300ml以上は入れなければならない。

ストレスフリーでお湯を注ぐことができる

 『電気ケトル』を使って、コーヒーを淹れてみることにする。コーヒー1杯分(約350ml)をケトルに入れて沸とうさせてみると、2分ほどで100度に達した。ふたはしっかりと閉まるので、沸とう時にカタカタと音を立てることはない。ただふたの穴から蒸気が出てくるので、火傷には注意したいところだ。

 コーヒーをドリップしてみる。ケトル自体はとても軽くて、女性でも負担にならないと感じた。

 さらに注ぎ口が細くなっているので、コーヒーめがけてお湯を注ぎやすい。

 お湯を注ぐとき何がストレスかといったら、注ぎ口の裏側にお湯が回ってしまうこと。しかしこの製品では、注いだ後に、お湯が注ぎ口の裏側をスーッと垂れることはなかった。思わず舌打ちしたくなるようなちょっとしたストレスの軽減にもつながる。

 さらにお湯を注ぐときにふたがずれないことにも注目したい。ケトルの種類によって異なるが、傾けたときにふたがずれてしまったり、外れてしまったりするものは火傷の恐れがある。実は筆者自身、これで火傷をしたことがあるので、それ以来ふたがずれないかどうかはケトル選びの重要ポイントとなっている。

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