『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』3話ーーなな、3人の男子から想いを寄せられて……「もっと素直に行動します」
早くも矢印が入り乱れている今シーズン、つくづく“タイミング”って大事だなと思わされた第3話は、しおり(加藤栞)がりお(高橋璃央)を誘い出した太陽LINEデートから始まる。
りおが「来るとは思わなかった」と言ったところで、自作ハートのイルミネーションを作ってくれたのが嬉しく「もっと知りたいと思った」と答えたなな(新野尾七奈)。彼ら2人の関係性に進展が見られるかもと期待していたところで、のせりん(能勢倫)が遅れて参加する。のせりんはななを呼び出し、前回の「他の相手に太陽LINEを使うかもしれない」発言について謝罪をし、「ななちゃんへの気持ちは他の女子への気持ちと違うことがわかった」と伝える。するとなんと、ななは「うち、のせりんのことが好きなの(中略)。もっと素直に行動します」と答え、ハグ。ななの矢印はりおに傾いているかと思っていたところでの、こののせりんの形勢逆転に、上述した“タイミング”の良さを思い知らされる。
アトリエでは、うい(三原羽衣)、はる(中村榛)、にのん(新音)の三角関係が繰り広げられていたところに、遅れてひびき(鈴々木響)が登場。ひびきの参加にわかりやすくにのんの表情が綻ぶ。にのんの気持ちが誰にあるかは明らかで、この変化をはるは敏感に察知していた。そんななか、太陽LINEデートから帰ってきたななをひびきが誘い出す。そして「友達の枠確定で話したくないな。中身も考え方も大人な人が好きでそれに一番近いのがなな」と踏み込んだ話をして、ななへの恋愛感情をあらわにしていた。
ちなみに、ひびきが何度も言う「オオカミじゃない」は、初対面でにのんに言われていた「オオカミ顔」だという指摘を受けて訂正しているのだろうか。あるいは前シーズン『彼とオオカミちゃんには騙されない』でオオカミちゃんだったまゆ(北澤真悠)のように、日頃から“オオカミじゃない”と主張するパターンなのか。まだ真相は分かりかねる。ただ、ひびきがオオカミくんだったとすれば、にのんの想いが自分にあり、かつオオカミちゃんではないと予想して、他の女子メンバーにアプローチを開始したかのように見えなくもない。