日韓の“いい女”は異なる? 韓国男子×日本女子が互いに気になったのは……『HEART SIGNAL JAPAN』1話

『HEART SIGNAL JAPAN』1話

 お洒落な家に綺麗な景色……さすが、“韓国版テラスハウス”と言われているだけあり、映像を観ているだけで癒される。しかし、うっとりとしていられるのも束の間。私たち視聴者も、スタジオMC陣とともに、意中の相手に送られる“ラブライン”を読み解いていかなければならないのだ。

 韓国版と大きく異なるのは、韓国男子と日本女子の恋を描いている点。言葉や文化がちがうなかで、メンバーたちはお互いの人柄を理解していかなければならない。実際に、日本女子のマオとミズキは、韓国在住歴が長いが、ミサトは3ヶ月前にやって来たばかり。早速、彼女の前には、“言語”の壁が立ちはだかっていた。これまでのシーズンに比べると、かなりハードルが上がっているように思う。

 だが、意外にも初対面から、メンバーたちの間には和やかなムードが流れていた。韓国の絶景を前に、美味しい料理に舌鼓。フィットネストレーナーのジュウォンが会話の舵を取り、女子メンバーの緊張をほぐしていく。行動ひとつ取っても、あまりにもジェントルマンな韓国男子たち。日本では、サラダやスープを取り分けてあげるのが“いい女”とされがちだが、韓国では男性が進んで料理をよそってあげるらしい。早速、日韓の文化のちがいが垣間見えたような気がした。

 メンバーのなかで、いちばん“シグナル”が分かりやすいのは、モデル兼ファッションブランドCEOのヒョンゴンだ。モデルのマオが現れた瞬間の、ときめいたような視線。「1位を取った男性は、気になる女性をデートに誘える」というゲームで1位を獲得した時も、予想どおりマオをデートに誘っていた。

 誘われたマオは、大人びた風貌でありながら、いつも笑顔で無邪気。典型的なモテ女子の雰囲気を纏っている。ヒョンゴンも、争奪戦になると予想したのだろうか。「ほかの男性ともデートの機会があるかもしれないけど、最初のデート相手は僕だということで」と自分が“最初の男”であることを念押ししていた。

 その後、2人はナムサンで、タイムカプセルに手紙を入れることに。想いを書いた手紙が保管される期間は、2年間。正直、出会ったばかりの相手との2年後を想像しろと言われても、ピンと来ない……と思う人がほとんどだろう。しかし、マオは、「2年後に来ますか?」と無邪気に尋ねる。これには、クールに見えるヒョンゴンもタジタジに。当然、彼はマオに“ラブライン”を送っていた。

 ちなみにマオは、ミンソプに、「ハチミツと飲むとむくみが取れるから」とティーバックらしきものを渡された時も、「なんで、マオにくれるの?」とツッコんだ質問をしていた。するとミンソプも、「そ、そこにいるから」としどろもどろ。“ラブライン”は、ヒョンゴンに送ったマオ。だが、観ているこちらまで、ミンソプに気があるのか勘違いしてしまう。彼女のこの小悪魔っぷりは、今後の展開を握る鍵になってくるだろう。

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