Internet Explorerのサポートが本日終了 今後の状況と気をつけたい注意点
2022年6月15日(日本時間16日)、本日をもってWEBブラウザ「Internet Explorer(以下、IE)」のサポートが終了する。インターネット黎明期からWEBブラウズを支えたアプリケーションだが独自の仕様も多く、2000年代以降はWEBコンテンツの拡充や新たなテクノロジーへの対応に追われ、「不便な標準ブラウザ」の代名詞になってしまった。本記事では今後のIEの状況と、対応における注意点について解説しよう。
IEはMicrosoft Windowsの標準ブラウザであり、古くはWindows 95から標準でインストールされているアプリケーションだ。長らくWindowsの標準ブラウザを努めたが、2015年にリリースされたWindows 10においてMicrosoftは標準ブラウザをCromiumベースの「Microsoft Edge」に変更。IEのサポートを縮小していくことを宣言していた。そして現在最新のOSであるWindows 11にIEはインストールされておらず、そのサポートも2022年6月15日に終了することを発表。最終バージョンはWindows 10にインストールされた「Internet Explorer 11」となる。
6月15日以降、基本的にIEは起動できなくなるので、もし標準ブラウザを利用するのであれば「Microsoft Edge」を使うことになるだろう。Microsoft Edgeはオープンソースプロジェクト「Chromium」をベースに作られたブラウザであり、ブラウザ自体の安定や最新WEBコンテンツへの対応において信頼性が高く、堅牢なアプリケーションだといえる。しかし現状は「IEでしか開けないWEBサイト・WEBサービス」も複数存在するため、こうしたWEBサイトを利用する際にはMicrosoft Edgeに搭載された「IEモード」を活用しよう。
IEモードではIE専用のWEBサービスを利用することが可能で、Microsoftは2029年まで同モードをサポートすると表明している。
Source:https://support.microsoft.com/ja-jp/office/microsoft-edge-の-internet-explorer-モード-6604162f-e38a-48b2-acd2-682dbac6f0de?ui=ja-jp&rs=ja-jp&ad=jp