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壊れたガラケーは電気ショックで復活する? 反響呼んだ“復活イベント”の裏側

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 9月24日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『ひとモノガタリ』で、ガラケーを復活させるイベントの模様と、そこに集う人たちの人間ドラマが伝えられた。

 2018年5月。沖縄県那覇市で、KDDIによるフィーチャー・フォン、いわゆるガラケーの復活イベントが開催された。同イベントで用いられたのは、完全停止している電池パックにショックを与えることで通電させる特製のマシン。通常ガラケーは、長期間充電しないでおくと起動すらしなくなるが、この装置を使用すれば1/3ほどの確率で復活するらしい。

 イベントに集まったのは、大学生になった息子の子供時代の写真を蘇らせたい母親や、8年前に亡くなった祖母の写真を復活させ、間近に控えた自身の結婚披露宴で使いたい女性、入院中の夫を励ませるような昔の写真はないかと探す奥さんと子どもなど様々。復活した画像を見て、その懐かしさに破顔する人もいれば、涙する人もいた。

 それにしても、何を目的としてこのようなイベントが開かれているのだろうか? KDDIのイベント担当者によると、ケータイにはチタン・ニッケル・マンガンなどのレアメタルが入っており、それらを取り出して再利用することが、そもそもの開催理由だったという。これまでに5億台以上が生産され、10数年前は誰もが利用していたガラケーだが、スマートフォンの隆盛により、その多くが所有者宅でほこりをかぶっているのは周知の事実。保存されているデータさえ確認できれば、持ち主たちはガラケーを手放してくれるだろう……KDDIはそう考えたわけだ。ところが、保存されていたデータを確認すると、余計に深い愛着を感じるようになって、手放さないという人が続出したのだとか。

 これまでにこのイベントは、福岡、栃木、長野、岡山、名古屋など、全国各地で計7回催されている。中でも反響が大きかったのは、去年、宮城県・仙台市で行われたイベントだったそうだ。反響の理由を探るべく、今年の8月、改めてNHK協力のもと「復活イベント」が開催されることに。すると会場では、多くの人が「東日本大震災」にまつわる思い出を壊れたガラケーの中に探していたのだった。

      

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