高音質で上質なつけ心地 ワイヤレス・ウェアラブル・スピーカー『Oladance Wearable Stereo』レビュー

 もしこれから新たに「イヤホン」を購入するのであれば、できれば装着感が軽快で、かつ音質の良いものを選びたい。そこで今回レポートしたいのが、Oladanceから発売されたイヤホン『Oladance Wearable Stereo』。なんと耳を塞がないワイヤレス・ウェアラブル・スピーカーだ。

え? 耳を塞がないイヤホンなんて、イヤホンなんかじゃない? ……そんなことはない。

 ワイヤレスイヤホンとしては大きめのサイズだが、手にとってみると実に軽い。スペック上の重量は片耳12.7g だ。これなら余程のことがない限り、装着しても違和感はないだろう。充電はイヤホン単体で軽く16時間は持ち、充電時間は1.5~2時間でOK。予想以上に短時間で充電可能、そして長時間聴取可能だ。

 別売のバッテリー内蔵ケースもご紹介しよう。『Oladance Wearable Stereo』の容量は2,550mAh。これさえあれば、当分充電には困らないだろう。充電ケースの端子はUSB Type-C。

 では実際に『Oladance Wearable Stereo』を装着してみることにしよう。通常のワイヤレスイヤホン同様、スマートフォンやPCとBluetrooth接続をして、耳に装着するだけだ。通常のイヤホンは本体を耳の穴に突っ込むが、こちらのイヤホンは耳たぶに掛けるだけ。そもそも耳の穴に刺そうとしても、刺すところ自体がない。

 耳にはめないイヤホンと言えば、代表的なものに「骨電動イヤホン」が筆頭にあげられる。こちらは音波を骨に伝導する仕組みなので、装着時にそれなりの圧迫感はある。しかし『Oladance Wearable Stereo』は圧迫感とは無縁。耳に掛けるだけで、充分綺麗な音色を再生してくれる。音質はドンシャリ感もなく、元音源を素直に忠実に再生しているのではないだろうかと感じた。外音も無理なく聴けるので、装着して街を歩いても、車のクラクションや信号機の音など、環境音を無理なく聴けるので安心だ。

 じっくり見たくはないだろうが筆者の右耳だ。耳たぶに引っかけるのに多少のコツはいるが、慣れれば問題ない。

 『Oladance Wearable Stereo』は、世にも珍しい耳を塞がないワイヤレス・ウェアブル・スピーカーだ。イヤホン選びに迷っている人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。

『Oladance Wearable Stereo』

■仕様
Type:Open Yer
Support:5-point support fit System
Dynamic Driver:Two 16.5 mm Drivers
Audio Signal:Stereo
Bluetooth Version:5.2
Chaging Case Port:USB Type-C
Battery Life:Up-to 16Hours
Battery Charging Time:1.5-2 hours
Net Weight:IPX4
Dimention:Each earbud:59×36,4×25.1mm
Carrying Case:130×48×26.5mm

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