『青春スター』4話ーーコロナ感染、声帯ポリープ……参加者に次々と立ちはだかる壁 本戦で勝利したチームは?
4組目は、バラードを歌うボーカル派、年の差11歳の個性派2人が組んだシンガーソングライター派、ガールクラッシュチームのアイドル派が登場。
ボーカル派の3人は学生のような純粋な姿。とても緊張しているようだったが、その理由は中間点検に。ミンヒの喉の調子があまりよくなく、声帯ポリープが見つかってしまったのだ。そのせいもありハーモニーがうまくいかず、悔しさと不安を抱えたままの本番となったが、3人でAKMUの曲を切なげに歌い上げた。魂のこもった3人の歌声に心を打たれるような感動的なステージだっただろう。思わず涙を流す参加者もおり、余韻に包み込まれた。
続くアイドル派は雰囲気をガラッと変えるようなステージ。年齢がバラバラの5人が集まり、チームを引っ張っていたガウォンがリーダーを務めた。しかし、ダンス歴の浅いソヒの粗さが目立ってしまい短時間で仕上げることに苦戦。細かい部分を確認しながら全員で合わせていったが不安の残る状態が続いたが、全員で力を合わせて励まし合い当日を迎えた。本番では、努力の甲斐あってダンスはピッタリ。ボーカル、ラップ共にしっかりとこなし他の挑戦者たちからもプロと言わせるほどのステージを完成させていた。エンジェルからも、ソヒの歌声やガウォンの魅力への絶賛の声が上がっていたほどだ。
最後にまた異なる雰囲気の2人が登場。15歳のプルムと26歳のペクア、どちらも確立された個性で予選では会場の空気を自分のものにしていた。このふたりの個性がどのように共鳴し合うのかを全員が気にしていた注目のペアだ。練習では相棒を見つけたと言い合うほどの息のぴったりさを見せたが、中間点検では後半につれて出てくる退屈さを指摘された。2人の良さである淡白さが裏目に出てしまい、オーディションでどう勝負に出るかが課題となった。群を抜いて個性のある2人だからこそのしかかる期待に、年上である立場上悩みを打ち明けられないペクアと、迷惑をかけないよう不安を表情に出さず努力するプルム。しかし、2人は自分達の楽しさを重視することを決意し笑顔を取り戻した。
本番のステージは、プルムのナレーションにギターとピアニカの音色が徐々に重なっていき、ペクアの歌声に繋げるというスタート。プルムの淡白な歌声とペクアの優しさでできた歌声に、2人のギターとピアノという4つの重なりが完璧なものだった。個性を殺さずにバランスもしっかりと取ったもので、完璧すぎるとエンジェルも感動していた。
シンガーソングライター派が予想を裏切らないステージで挑戦者も納得の1位、2位のアイドル派と3位のボーカル派は1票差だったという。結果からも、他の2チームも完璧なステージだったことがよくわかるだろう。
各ジャンルの生き残りを懸けた初めての戦いの結果が明らかになる次回。実力者ばかりの熾烈な戦いの続きを楽しみにしたい。
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