ブチギレ氏原とカジサックのコラボにみる、YouTubeで“一発逆転”した芸人たちの現在

 6月2日に公開されたブチギレ氏原とカジサックことキングコング・梶原雄太のコラボ動画「カジサックが自由すぎて企画崩壊してブチギレ」が、YouTubeの急上昇ランキングにランクイン。テレビではあまり知られていない芸人・氏原と芸人として初めてYouTubeで成功した梶原のコラボから、YouTubeで活躍するお笑い芸人の流れを振り返ってみた。

カジサックが自由すぎて企画崩壊してブチギレ

売れない芸人がYouTubeに転向後、人気爆発

 ブチギレ氏原は昨年4月までの12年間、オードリーやトム・ブラウンなど人気お笑い芸人を擁するケイダッシュステージに所属するお笑い芸人だった。当時は「ゴンゴール」というコンビ名で相方のサカモトと活動していたが、実力だけでは何ともならない芸人の世界に嫌気がさし、ケイダッシュステージに所属したまま主戦場をTikTokに変更。わさびやうまい棒といったさまざまなものにキレるTikTok動画でブレイクすると、YouTubeチャンネル「ブチギレ氏原&サカモトの【GGチャンネル】」では視聴者からのコメントに次々とブチギレていく生配信が話題となり、瞬く間に人気YouTuberの仲間入りを果たした。

実は12年間芸人でしたが辞めました。

 2020年12月に公開した動画で、12年間、月収が2000円から3000円だったことを告白した氏原だが、今ではYouTube上の投げ銭「スパチャ」の金額が世界2位になるなど稼ぎも一変。今年の7月24日には東京・有楽町のよみうりホールで生配信ライブを開催することが決定しており、YouTubeを主戦場とする芸人が1,000人が入る会場でのライブを実現させるという、まさにYouTubeドリームを体現している。

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