タブレットとしても活用できる16:10ディスプレイが秀逸! デル『Inspiron 14 7425 2-in-1』実機レビュー
デルから個人向けPCとして、AMD Ryzen 5000シリーズのCPUを搭載した『Inspiron 14 7425 2-in-1』が2022年2月8日に発売された。前モデルからどのように進化したのか? 早速レビューをお届けしたい。
アスペクト比が16:9から16:10へと縦方向に大型化
新しくなった『Inspiron 14 7425 2-in-1』の最大の特徴は、画面解像度の大型化だ。前モデルの1,920×1,080(16:9)から1,920×1,200(16:10)へと縦方向に伸びた結果、ノートPCながらも描写できる情報量が増えている。
一般的なデスクトップPCのフルHDの解像度よりも大きいため、ノートPCながらも閲覧性に優れている。ハイエンドノートPCのアスペクト比3:2に、10万円台の価格ながらも近づきつつあるのが本機だ。一方で、画面が大きくなったためにサイズや重量も若干プラスされている。
厚みはやや薄くなったものの、奥行きは前モデルの211.35mmから227.50mmへと約16mm長くなり、最小重量も1.56kgから1.63kgへと0.07kg増加した。重さの変化に関してはほとんど分からないレベルだろうが、奥行きが長くなった点は保護ケースやバッグ選びに影響を与えそうだ。
ただ、そもそも本機がタブレットとしても利用できる2-in-1 PCであることを考えると、モバイル用途に持ち運ぶよりも自宅のさまざまな場所で気軽に作業できるノートPCとしての使い方があっているだろう。
充電&映像出力できるUSB-C Gen 3.2を2ポート搭載!さらにSDカードスロットも
続いて『Inspiron 14 7425 2-in-1』のデザインをチェックしていく。
キーボードは一般的な日本語キーボード配列になっている。 ただし「無変換・変換・スペースキー」と「¥・Back Space」キーが繋がっているほか、矢印キーもノートPCでよく見かける上下キーが小さいものが搭載されている。このあたりが気になる人は注意して欲しい。
USB 3.2 Gen 2 Type-Cは2ポートとも電源供給と映像出力(DP 1.4)に対応しているため、HDMIポートと組み合わせれば複数のモニターをサブディスプレイとして利用することが可能だ。
そして『Inspiron 14 7425 2-in-1』はコンバーチブルタイプ(キーボードが分離しないタイプの2-in-1PC)のため、ヒンジ部分の角度によって4つのモードを利用できる。
上述したように最低重量が1.63kgのため、片手で持って操作するのはかなり厳しい。タブレットだとしても、デスクやスタンドなどに置いて利用することが想定されるだろう。
ここまで、画像を用いた製品レポートを掲載した。次回はベンチマークテストを行いながら、どのような用途での活用が考えられるのか探っていこう。
後編「高速SSD×16GBメモリの快適性をベンチマークで検証! デル『Inspiron 14 7425 2-in-1』実機レビュー」へ続く
■製品情報
製品名:New Inspiron 14 2-in-1
サイズ:高さ(前面)15.70 mm、(背面):17.86 mm 幅:314 mm 奥行き:227.50 mm
最小重量:1.63 kg*
ストレージ:256GB M.2 PCIe NVMe SSD
メモリ:8GB・16GB
ディスプレイ:14.0インチ 16:10 FHD+ (1920×1200)
製品WEBサイト:https://www.dell.com/ja-jp/shop/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3/new-inspiron-14-2-in-1-amd-%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0/spd/inspiron-14-7425-2-in-1-laptop/cai1102spaaa08on3ojp