『隣の恋は青く見える3』最終話ーー「おかしいくらいに好きになってた」元恋人たちが決断した“復縁”と“新しい恋”

『隣の恋は青く見える3』最終話

 もし、この番組に参加していなければ、7組のカップルはどうなっていただろう。好きかどうか分からないまま、交際を続けていた? 浮気をする恋人に嫌気が差しながら、意地になっていたかもしれない。それぞれが過ごした7日間の公認浮気生活は、自分自身と向き合うきっかけになったはずだ。恋人のことが、本当に好きなのか。一人になるのが怖くて、別れられなかっただけではないか。“隣の恋”を見ても、その人がいいと断言できるか。強制的に恋愛に向き合わざるを得ない空間だからこそ、見えてくる本心がある。

 『隣恋3』では、2組の新たなカップルが誕生した。1組目は、ジュキヤ&サワコ。自分にないものを求めて、いつも背伸びをしていたサワコがたどり着いたのは、自分と似た空気を纏っている男性だった。ジュキヤは、「自分でもおかしいくらいに好きになってた」と言いながらも、すぐに告白することはしない。「大好きだからこそ、勢い任せにしたくない」とじっくり恋を育んでいくことを伝えた。サワコが、“暴走機関車”と称していた元恋人・フミヤとは、正反対なタイプだ。おそらく、本来のサワコは、グイグイ引っ張ってくれるようなワイルドな男性が好きなのだろう。しかし、フミヤと過ごした3年間を経て、本当に自分に合う男性を見つけることができた。「隣の恋は、青かった!」と清々しく言い切るサワコとジュキヤの笑顔が、ずっと続くことを願う。

 そして、2組目の新カップルは、フミヤ&サオリ。ジュキヤ&サワコとシャッフルになっているのが興味深い。元恋人への嫉妬心を共有していくなかで、好意が生じていったのだろうか。こちらも、ジュキヤ&サワコと同じく、雰囲気がマッチしている。並んでいるだけで絵になる2人は、何年も前から交際しているカップルのようだ。フミヤからの、「来月のタイトルマッチで、チャンピオンに勝ったら、好きって伝えに行きたい」と男前な告白を受けたサオリは、「この人だなって思った」と満面の笑みを浮かべていた。

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