『隣の恋は青く見える3』最終話ーー「おかしいくらいに好きになってた」元恋人たちが決断した“復縁”と“新しい恋”

『隣の恋は青く見える3』最終話

 元恋人とヨリを戻すと決めたのは、2組。石垣島でいい雰囲気だったレイナに告白されたリュウタロウは、「元カノと復縁したい」と宣言。アヤカに、「今、いちばん大事にしたいのはアヤカ」と素直な気持ちを伝えた。浮気をするリュウタロウに嫌気が差していたアヤカだが、この1週間で彼が変わったのが伝わったのだろう。リュウタロウは、浮気されている女の子を客観的に見ることで、自分がどれだけ相手を傷つけていたのか理解することができた。隣の恋を見てみることで、今ある恋の尊さを再確認した2人。「120%好きです!」というまっすぐな言葉は、アヤカが抱いていた不安を払拭してくれたはずだ。

 また、前夜に「アヤカのことが好きです」と言っていたショウマは、アリサの熱い思いを受けてヨリを戻すことに。「(アリサとアヤカのことを)五分五分で思っている」と正直に伝えながらも、公認浮気生活を経て関係が変わることに賭けたようだ。一方で、ハヤトとミオのように、絶対に戻ると予想されていたカップルが破局を選ぶというまさかの事態も。ダイスケが、カノンに告白したのにも驚かされた。

 最後まで、驚かされっぱなしだった『隣恋3』。公認浮気というスキャンダラスなテーマを掲げているが、本作が描いているのは人間ドラマなのだと思う。結局、いちばん大事なのは、隣の恋を見て、自分を変えること。相手のことが好きなら、脈がなくてもアタックしてみる。ひとりでも生きていける強さを身につける。傷ついている人を見て、同じことをしていないか自分の心に問いかける。復縁するにしろ、別れるにしろ、新しい恋に進むにしろ、濃すぎる7日間を経て出した答えなら、きっと間違っていないはずだ。

【場面写真】『隣の恋は青く見える3』最終話ハイライト(全31枚)

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