東海オンエアがテレビをジャック 約2000万円のドローンショーを通し感じた“岡崎”愛

 大人気グループYouTuber・東海オンエアが、サブチャンネルで3月22、23日に開催された「東海オンエア生ドローンSHOW」の様子を動画で公開した。

岡崎ドローンショーがすごかったな

地元と相思相愛 観光伝道師として絶大な影響力を持つ東海オンエア

 地元岡崎で活躍する東海オンエアは、月に1本のペースで中京テレビとタッグを組み「大型企画」と称し、普段よりも大きな規模の動画を展開している。そこで今回は、愛知県の岡崎城を舞台にドローンを利用したプロモーションを行い、地元住民を始め多くのファンを魅了した。この様子は地上波で生中継され、ドローンを利用したテレビ生放送プロモーションは、日本初の偉業である。

 ドローンショーの実施自体は約1週間前に終了している。しかし、主に中京テレビが見れないファンたちから「様子が見たい」との声もあがっており、今回のサブチャンネルでの報告で多くのファンが歓喜した。

 動画内ではオンエアバード(東海オンエアのロゴマーク)や、りょうが以前動画企画で書いた絵などがドローンによって表現されている。今でこそ東海オンエアのシンボルとなったオンエアバードだが、これはリーダーのてつやが、結成初期にパソコンのフリーソフトで自作したもの。

 当時ここまで有名になるとは思っていなく、いわばなんとなく書いたチームのシンボルだが、いまとなってはテレビ局がドローンで表現され、ファンたちが沸くほどの存在となった。また個人の活動でラジオMCを勤める虫眼鏡は、生放送にも関わらずスムーズに現場のMCを勤め、ファンからも「さすが虫さん」「生放送とは思えない落ち着き」と称賛の声も集められていた。

地元愛が最大の強み 東海オンエアが現役最強と称される理由

 今回のドローンショーの制作費や約2,000万円と驚愕の値段だが、駆けつけたファンやSNSの反応を見ると、それだけの反響はあったと言えるだろう。そして東海オンエアがここまで中京テレビと良好な関係を築けるのは、結成当初から変わらない、「地元への愛」が大きいのではないだろうか。東海オンエアは2016年に岡崎観光伝道師に任命されて依頼、数々の功績を残している。

 結成3年目で今よりも知名度がなかった東海オンエアを起用した、当時の岡崎市長の判断があったからこそ、いまの東海オンエアがあると言っても過言ではないだろう。オリンピックの聖火ランナーや、岡崎市のマンホール、レンタル自転車のモチーフになるなど、東海オンエアの活躍は、いまやYouTubeだけにはとどまらない。

 またメンバーも度々「どんなに売れても岡崎から出ない」と口にしているように、自治体と相思相愛な関係も築けている。今回ファンや岡崎を沸かせた「日本初・地上波生放送のドローンプロモーション」だけにとどまらず、今後は地上波や地域活性化など、YouTube以外の取り組みにも注目が集まる。

 地元を愛し続けたからこそ築けたこの関係性をもとに、岡崎を盛り上げる東海オンエアから今後も目が話せない。
 

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