”目に見えない”ゲーム部屋を森に建設 海外YouTuberならではのずば抜けた企画力
誰にも邪魔されることなくゲームに没頭したい……。ゲーム好きな方であれば、一度はこう考えたことがあるのではないだろうか。このような夢を叶えるべく、アメリカのYouTuber「MoreJStu」(チャンネル登録者数672万人)が、森の中に”目に見えない”ゲーム部屋を建設した。目に見えないゲーム部屋の正体は、周りに鏡を貼り付けることで景色に溶け込ませ、一見すると見つけにくいというカラクリだ。
部屋と言っても、木造の支柱に外壁の鏡を貼り付けた程度。成人男性が直立で立てるほどの高さはなく、部屋の中は男性が3名座れる程度のスペース。しかし中には大きなゲーミングモニターがあり、ゲームを楽しんでいる。またレゴブロックを部屋の中に持ち込んで、無邪気に遊んでいた。冷蔵庫も完備で、いつまでも部屋に閉じこもってゲームを楽しめそうだ。
近づいて見てみるとそこに部屋があることは明らかにわかるのだが、遠くから見ると意外に景色に同化していて見つけにくい。子どもの頃にこのような部屋があれば、親にも見つかることなくいつまでもゲームを楽しめるだろう。実際に動画内で「30分以内に”目に見えないゲーム部屋”を見つけられるか」というゲームをスタート。30分の時間があっても意外に見つからず、残り3分になったところで部屋の近くまで辿りつき、ようやく部屋を発見できた。
また彼らは、YouTuberでありながら、過去に社会奉仕で賞賛を受けた経緯がある。それはコロナ禍が始まった2020年3月頃の話だ。その時期は国内と同様、アメリカでも人々の不安からトイレットペーパーの買い占めが起こり、スーパーマーケットからその姿を消していた。
MoreJStuは、トイレットペーパーや木材で要塞(隠れ家のようなもの)を作る動画を得意としており、コロナ禍が始まる前に、企画のためトイレットペーパーを大量に購入していた。そこでMoreJStuは、企画で使ったトイレットペーパーを、買い占めによって買えない人たちに無償で提供。高齢者を中心にトイレットペーパーを配布し、多くの感謝の言葉が投げかけられた。このように自分たちだけが利益を得るのではなく、社会のためにできることを実行するのも、MoreJStuが672万人の視聴者を惹きつけている理由の1つなのだろう。
国内では実施するのが難しいような規模の大きな企画も、海外のYouTube動画だと楽しめることも多い。MoreJStuのずば抜けた企画力による動画が気になる方は、この機会にぜひ視聴してほしい。