アバターも、メタバースも、回答はプレイヤーたちが提示する

アバター・メタバースへの回答を提示するのは

 メタバースはこれから試行錯誤していくほかないのだろうか? いや、我々は歴史から学ぶことができるだろう。その歴史を2003年から紡ぎ続けているのが、元祖メタバースと言われる「Second Life」だ。

歴史は繰り返す?セカンドライフから学ぶメタバースライフ論

 2月11日に実施された配信「歴史は繰り返す? セカンドライフから学ぶメタバースライフ論」は、「VRChat」コミュニティの面々が「Second Life」の有識者を招き、「Second Life」とはどのようなサービスなのか、一大ブームとなった時期も含めてどのような歴史をたどり、どんなトラブルに直面したかを尋ねた。「Second Life」ユーザーによる往時の話はとにかく貴重だったが、なにより「外野が勝手に失敗したと言ってるだけで、Second Lifeは失敗していない」という結論から、メタバースは現地に生きる人たちが作り上げるのだという、普遍的なメッセージも読み取れそうだ。

 さて、キズナアイのラストライブが2週間後に近づいている。このラストライブにゲスト出演するバーチャルタレントが2月10日に発表された。その総数、実に1809人。国内のVTuberはもちろん、国外のVTuber、さらにソーシャルVR寄りの人も名を連ねている。これでもバーチャルなプレイヤーたちの10%にも満たないが、いずれもこのバーチャルな文化を作り上げてきた当事者だろう。カルチャーはいつでも、最前線のプレイヤーたちが作り上げていくのだ。

※1 https://mito-4th-anniversary.vercel.app/
※2 https://www.oculus.com/blog/introducing-a-personal-boundary-for-horizon-worlds-and-venues/

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