コロナ禍の影響で誕生した最新ガジェットとは? 「甘噛みでユーザーを癒すロボット」も 

コロナ禍の影響で誕生した最新ガジェット

 新型コロナウイルスのパンデミックから2年が経ち、生活様式も様々なところで変化してきた。人々のライフスタイルに合わせた多くの製品やサービスが生まれてきたが、先日ラスベガスにて開催されたテクノロジーの見本市「CES 2022」で発表されたプロダクトを見ると、その進化は未だ止まっていないようだ。

ヘアカラーの時間を短縮できるガジェット

Colorsonic
Colorsonic

 自宅でおこなうヘアカラーは、均一に薬剤を塗布できなかったり、あるいは時間がかかるなど、あまり快適な体験とはいえない。そんな自宅でのヘアカラーに革命を起こすべくL’Oréal(ロレアル)が発表したのが、自動ヘアカラーガジェットの「Colorsonic」だ。

 Colorsonicに2種類のヘアカラー剤のカートリッジを挿入すると、自動で薬剤が混合される。そして本体先端の前後に動作するブラシから、適切に混合された薬剤が髪へと塗布されるのだ。薬剤のカラーは40種類が用意されており、使い切らなかったカートリッジは再度使用できる。

 開発の背景としては、世界的なパンデミックで美容院の休業や入店人数の規制が続くなか、自宅でのヘアカラーリングの需要が増えたことがあげられる。ヘアカラーにかかる時間と手間が削減できれば、一日の時間をより有効に利用できることだろう。なお、Colorsonicは2023年に発売予定だ。

甘噛みでユーザーを癒すロボット

甘噛みハムハム
甘噛みハムハム

 会場にて発表されたのは、実用だけを目的としたものばかりではない。たとえば日本のユカイ工学が発表したロボット「甘噛みハムハム」は、ユーザーとのコミュニケーションによる癒やし効果を目的としている。

 ユーザーが甘噛みハムハムの口に指を入れると、「ペットや赤ちゃんが小さな歯でムニムニと柔らかく食む(はむ)感覚」が体験できる。なお、甘噛みのパターン「ハム・アルゴリズム」は20種類が用意されているそうだ。

 ユカイ工学の研究者の解説によれば、「甘噛みのように親密な関係でおこなわれる触れ合いは、ストレスを減らして癒やしをもたらす効果が期待できる」としている。甘噛みハムハムは今年の春に、クラウドファンディングにて商品化を目指す予定だ。

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