6ヶ国語を操るシンガーソングライター・R!N、ライブ配信で見つけた自分の“多様性”
ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」で、見事インタビュー権を獲得した「R!N(りん)」。日本人の父と、フィリピン人の母のもとに生まれたR!Nは、幼少期から音楽に囲まれた生活を送っていたという。
6ヶ国語を操り、“多様性”を武器とする彼女が、シンガーソングライターを目指したきっかけとは。さらに、転機となった音楽家・澤野弘之氏との出会いや、ライブ配信を通したファンとのエピソード、12月12日にスタートしたワンマンツアーをともに駆け抜けているバンドメンバーへの想いなど、さまざまなことを語ってくれた。
キャビンアテンダントを目指していた彼女が、歌手になったきっかけ
ーーまずは、音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。
R!N:両親どちらも音楽が大好きなので、幼少期から音楽に囲まれた生活を送ってきました。X JAPANファンの父は、ロックバンドから演歌まで幅広い楽曲を聴く人で。その影響で、私もいろいろな楽曲を聴いて育ちました。
ーーすごくいい環境ですね。
R!N:はい。それと、中学生の時に、フィリピンにある母方の実家にホームステイしたことも大きいです。フィリピンでは、音楽だけではなく、さまざまな文化にも触れることができました。
ーー歌手を目指すようになったのは、いつですか?
R!N:フィリピンから帰国した時に、ソニーさんから「歌手になりませんか?」とお誘いをいただいてからです。それまでは、大学に進学してキャビンアテンダントになることを夢見ていたんです。
ーーその誘いがきっかけで、歌手の道に。
R!N:そうなんです。でも、キャビンアテンダントへの熱が冷めきらず、航空会社で働いていた時期もありました。その期間に、上京するための資金を貯めていたのですが、やっと上京できるという時に、ソニーさんとの契約が満了を迎えてしまったので、そこから自主活動を始めました。今年で、11年になります。
ーー11年のなかで、ご自身にとってのターニングポイントはありましたか?
R!N:上京して1年が経ったころ、一緒にお仕事をさせていただいている澤野弘之さんに出会えたことが、大きなターニングポイントになりました。私、パワースポットに行く習慣があるんです。澤野さんに出会った時期も、長野県の善光寺というお寺を訪れていた時で。今でも、大事なお仕事がある時は、必ず立ち寄ります。
音楽ライバーとしての強みは、6ヶ国語の曲を歌える「多様性」
--R!Nさんの、音楽ライバーとしての強みを教えてください。
R!N:私の強みは、“多様性”だと思っています。日本語、英語、フィリピン語、ドイツ語の曲を歌える。韓国語と中国語も歌える曲があるので、合計6ヶ国の楽曲を歌うことできるんです。その点が、私の強みだと思います。あとは、歌唱力と表現力。モノマネができることも、強みかなぁ……。全部をひっくるめて、“多様性”という言葉がしっくりきます。
--なるほど。そもそも、配信の場をPocochaに決めた理由は?
R!N:全部のアプリをダウンロードしてみた上で、Pocochaがいちばん良かったんですよね。アイテムのエフェクトがめちゃくちゃ可愛くて、ファンのみんなから送っていただくたびに、テンションが上がります。
--今回のPocochaでのイベントに参加したきっかけはあったのですか?
R!N:自分の良さが発揮できそうと思ったのもあるのですが、澤野さんがきっかけになった部分もあるんです。リアルサウンドに澤野さんのインタビュー記事が載っているのを見て。「私も同じサイトに載ってみたい!」と思い、すぐにエントリーしました。
--そうだったのですね。ファンのみなさんの、反応はどうでしたか?
R!N:みんな、「絶対にR!Nちゃんを入賞させる!」と言ってくれました。ファンのみなさんのおかげで、一瞬だけ1位になれたタイミングもあったんです。最終結果は2位だったのですが、それでも、みんなが一生懸命になってくれたことがうれしかったです。
--素敵なご関係ですね。そのほかに、配信での思い出はありますか?
R!N:このイベントに参加している期間に、デイリーランキングで最高4位になったことです。日付が変わっても、アイテムのエフェクトが終わらない……みたいな。ここまで応援をしていただけるのは、イベントならではですよね。ファンのみなさんとの距離感の近さも、ライブ配信ならではの魅力だと思っています。
--配信をする中で大変だと思うことはありますか?
R!N:私は、基本的に4時間ぶっ通しで配信をするんですよ。2時間ずつにわけてとかができなくて。なので、直前に仮眠をとるのですが、寝過ごしちゃったりすると、「配信できる時間を無駄にした……」と思ったりします。
--逆に、配信ならではの面白さはありますか?
R!N:私の配信は「バイバイの反対は? イバイバ!」という挨拶で終わるんです。だから、「バイバイの反対は?」と聞いた瞬間に、コメントが止まるのが面白くて。きっと、一生懸命打ってくれているんでしょうね。「イバイバ!」と言うと、一斉に「イバイバ!」とコメントが返ってくるんです。そういうコミュニケーションが、素敵だなと思います。
--ファンのみなさんとの定番のやり取りがあるのは、いいですね。
R!N:はい。いつも面白いです。いつか、ファンのみんなとオフ会をやってみたいんですよ。ちょうどいま、Zoomオフ会を計画していて。普段ライブ配信では文字でいただくコメントへお返事をする形なので、オフ会では1人ずつとお話をしたいと思っています。来年はもっと、ファンと親交を深めていきたいです!