『今日好き 花梨編』4話ーーいさが涙を流した理由とは? メンバーから次々に溢れる“不安要素”

『今日好き 花梨編』4話

まやと×ゆな、2ショットでお互いの想いを確認

 第1話から踏んできた磐石な過程で、その関係性はもう安定の域に。『花梨編』最注目ペアの、まやと(中里真哉斗)×ゆな(水戸由菜)のことだ。そんな彼らに今回、明暗が並存する形で2つの変化が訪れた。

 とその前に、2人は半日デートとしてSUPに挑戦。最初こそ慣れないアクティビティに体勢を保てない場面も見られたが、徐々に動きと心に余裕が生まれてか、ゆなはいさ(北本要世)から“預かり中”となっている、お揃いのブレスレットの存在を初めて明かす。だが、それはまだ彼女のポケットにしまわれたまま。代わりに「これはつけてるよ」と、まやとからのブレスレットを巻いた手首を誇らしげに伸ばしてみせる。必要十分な回答に、相手が喜ぶ言葉をさりげなくプラスするゆな流の心遣い。ここでも健在だ。

 改めてお互いに惹かれていることを確認しながら、ゆなは「私は何も心配とかもないし、楽しく過ごせたらいいな」と一言。自然な流れで、いよいよカップル成立後の未来像にも想いを馳せた。お互いの住む千葉と神奈川。もし結ばれれば『今日好き』でも数少ない近キョリ恋愛となる。ゆなは「好きかもしれないですね、でも好きがどこからとかわらないですよ」と普通であれば若干の心配が生まれる一言を放ったが、それは照れ隠しのようでもあり、子どものようにはしゃぐ姿を見て思った。もう完全に好きじゃん。

ゆな「1人に絞った」 いさは失恋状態に!?

 2日目も終わり際。9名全員がビーチに帰還すると、この日の成果に心残りのあるメンバーが動き出す。ここからはまず、前述したまやと×ゆなペアより、“明暗”の“明の変化”から振り返ろう。

『今日好き 花梨編』4話

 いさから2ショットに誘われたゆな。彼女から決定的な言葉が飛び出した。今回の旅で考えて、考え抜いて、意中の相手を「1人に絞った」ことだ。ゆなは、まやとと結ばれる未来を願う。もちろん、いさが食い下がるのは誰もが予想する流れ。同時に、いさはここから、フォトフレームをプレゼントしたり、花火を一緒に楽しんだりと、サプライズで想いを尽くす。それはどこか、いさ自身がこの旅の結末を予感して、彼女と過ごした時間を“よき思い出”にする儀式のようにも思えた。

 そのためには、絶対にしなければならないことがある。ゆなが取り出した、いさのブレスレット。彼の想いの強さをアピールするためのアイテム。そして、ゆながいさではなく、まやとへの恋心を証明するもの。ゆなからいさの手元へと“お返し”することで、真逆の意味性を持つものとしての役割を果たしたのだ。いさは最後に一人、「オレも自分の気持ちにけじめつけて、笑顔で終わります」と言葉を残していた。彼がこの旅で過ごす残りの時間で向き合うのは、ゆなではなく、自分自身なのかもしれない。

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