『今日好き 花梨編』4話ーーいさが涙を流した理由とは? メンバーから次々に溢れる“不安要素”

『今日好き 花梨編』4話

まやとはゆな一択ではなかった?次々と不安要素が……

 一方、“明暗”の“暗の変化”は、まやとの方に。いさ×ゆなが腹を割って話す頃、まやとはかれん(崎代夏怜)とみみ(黒沢実未)からアプローチを受ける。そのなかで、意中の相手をまだ決め切れていないことを明かしていた。あれほど、ゆなとの時間を過ごしたのにだ。

『今日好き 花梨編』4話

 というのも、これまで相手と向き合う恋愛をしてこなかったことで、次に付き合う人のことを真剣に考えたい。そのためには、“好き”という想いをもって恋愛関係を始めたいと考えているのだという。つまり、ゆな以外の女子にもまだ可能性が残っているわけだ。とはいえ、みみのほか、彼女の登場で半ば強制的に途中退場させられたかれんは、両者とも自身のキモチをさらけ出せなかった。三者三様の恋模様。共通するのはどこかモヤモヤが残る2日目夜となったことである。

『今日好き 花梨編』4話

 そんなみみだが、この直前に2ショットしたれん(岡田蓮)から、この日の午前中に作ったお手製イヤリングを贈られている。ただ、れんはこの日の午後、もえ(佐藤萌)と水族館デートをしていたのだが……。また、あさと(小野朝郷)×らん(八瀬尾蘭)の2ショットでも事件が。あさとが濡れた前髪をいじっていたのを見て、らんが「若干、ナルシスト入っている?」と、言葉のナイフでズブリ。これは要らぬ指摘に思えた。

 『今日好き』とは、“告白”を目指すもの。そのゴールを目指す際、高校生たちの関係性が強く結びついていくことで、時に序盤からあった問題が並行して深刻化するケースが多い。しかし今回は、まやと、れん、らんといった先の展開を読ませてくれないメンバーによって、ここに来てほとんど“新たな”と表現できる不安要素がぽっと出をしてきた(まやとこそ表に出さないまでも、序盤から思い悩んできたようだが)。これはまだ最後の一波乱があるのか。

 そんな『花梨編』では、最終日の告白が男子からに決定。思えば“告白に行けない”という理由から、一種の追う・追われるという関係なしに、メンバーが対等に向き合えてきたのも、このあたりの影響が大きいのだろう。隠れたポイントとして意識しながら、改めてこの旅を観直してみるのも面白いかもしれない。

■番組概要
『今日、好きになりました。花梨編』
配信日時:毎週月曜夜10時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1600
(C)AbemaTV

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