英語を覚えるのに最適? YouTubeとTikTokで活躍する「Kevin's English Room」とは
Kevin's English Room という3人組動画クリエイターがTikTok、YouTubeで注目を集めている。メンバーには、育ちも生まれもアメリカで、高校1年生の時に日本に移住してきた“ケビン”、IQ140で、YoutubeやTikTokの企画/ディレクション/編集を担当している“かけ”、日英仏のトリリンガルで、計9言語を理解できるという“やま”がいる。
彼らはTikTok、YouTube双方に力を入れいる動画クリエイター。アメリカと日本を比較したり、アメリカ人からみた日本についてなど、高校1年生までアメリカに住んでいたケビンの経験をもとに企画された動画が多く投稿されている。近年、TikTokeで知名度を獲得したクリエイターがYouTubeへ参入するケースが見られるが、YouTubeでも人気を集めているクリエイターはそう多くない。そんな中、Kevin's English RoomがTikTokだけではなく、YouTubeでも注目を集めている理由に迫る。
Kevin's English RoomがYouTubeでも注目を集められているのは、YouTube Shortsを使いこなしているからではないだろうか。彼らの投稿を人気順に並び変えると、上位に表示される動画は1分未満のYouTube Shortsがほとんど。TikTokで人気のあったショート動画を中心に投稿している。また、YouTubeの急上昇に度々ランクインしていた「海外の人が絶対理解できない日本語」シリーズもショート動画になっている。さらに、YouTubeには一部のショート動画を、10分前後で詳しく説明した動画も投稿されており、3分以内の動画しか投稿できないTikTokと、長尺の動画も投稿できるYouTubeをうまく使い分けているように感じる。
一方、長尺動画で人気なのが、勉強になる系の動画。実用的な英語について学ぶことができ、視聴者からは「勉強になる」「分かりやすい」と言われている。特に言語知識の違う3人の掛け合いがあることで、英語に詳しくない視聴者がみてもより分かりやすいようになっている。英語圏で15年ほど生活していたケビンがメインで説明を行い、英語に詳しくないかけが、疑問に思ったことを視聴者目線で質問する。英語を勉強中というやまは、勉強中の知識を使って質問したり、ケビンのする説明をしたりと、トークを盛り上げている。ただ淡々と知識を説明するのではなく、3人が楽しくトークをしながら説明してくれることが、人気の理由だろう。
YouTube、TikTokと順調に活動を続けているKevin's English Room。彼らの活動は動画クリエイターだけではとどまらず、本を出版したり、Spotifyでポッドキャストを配信したりと活躍の場を広げている。英語に苦手意識を感じている人や英語を学ぶことに面白さを見いだせない学生は、Kevin's English Roomみることで、英語を学ぶことに前向きになれるのではないだろうか。