これからのスマートフォンは常時カメラが“オン”に? クアルコムの最新チップが実現

これからのスマホは常時カメラがオンに?

 半導体企業のクアルコムは、最新のSnapdragonチップを発表した。これは2022年に登場予定の、SonyやOPPO傘下のOnePlusなど、ハイエンドなAndroidスマートフォンに搭載される見込みだ。

 チップに組み込まれた新機能により、正面カメラを低電力モードに保ちながら、常時オンにしておくことができるようになるという。必要のないときにカメラをオンにしておくことに抵抗のある人も少なくないであろう中、クアルコムはその理由に、安全性の向上をあげた。

 もしこの機能が採用された場合、デバイスに触れていなくてもカメラは顔を認識し、持ち主であれば自動的にロックを解除する。そして顔が認識できなくなると、自動でロックをかけることができるという。また、持ち主の横に違う誰かの顔が検出されたときに、メッセージアプリやSNSなどの通知を自動でオフに切り替え、他の人の目に情報が触れないようにすることもできるようだ。

 現在は常時カメラオンの機能を実装しているデバイスはほとんどなく、採用するか否かはスマートフォンメーカー次第となっている。プライバシーを不安視する声があがることは必至だが、ユーザーにとって、セキュリティ保護の選択肢が1つ増える点はメリットだと言えるのではないだろうか。

(画像=Unsplashより)

〈Source〉
https://www.washingtonpost.com/technology/2021/12/06/qualcomm-always-on-camera/
https://unsplash.com/photos/aiUAxBNe3Xk

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