『今日好き。秋桜編』最終話ーー運命の告白、誰もが予想できなかったまさかの結末

『今日好き。秋桜編』最終話

そらの彼女候補で有力なのは?

 前回から続く、女子から男子への最後のアピールタイム。後半戦でスポットを当てられたのは、そら(山崎蒼空)。みみ(黒沢実未)との会話では、お互いに優柔不断だという性格のためか、いまいち核心に触れられない場面ばかり。もどかしさがやや残る。

 となると期待するは、しいな(柚来しいな)の猛アタック。彼女はそらを呼び出した際、腰掛けていたところをわざわざ立ち上がり、かわいく隣にエスコート。こうした何気ない気遣いに、その人柄がよく表れる。思えば、前回の『朝顔編』では、好意を抱いていた当時の男子にやや“尽くしすぎる”傾向があった。しかし、今回の旅では会話の目線もフラットに。彼女らしい穏やかな空気感に自然と心を解きほぐされる。それでいて「もう絶対に告白行きたいって思ってる」ともプッシュを忘れない。さしずめ120点満点な2ショットでは。

かのんの悲しすぎる“特別”な告白

 いよいよ“人生初告白”という大イベントを迎える女子メンバー全員。筆者は前回、あくまで憶測ながらも、つばさ(福村飛翔)×もえ(佐藤萌)と、そら×しいなの2組が最終的にカップル成立を果たすと予想した(参照:『今日好き。秋桜編』4話ーー告白前に失恋!? しいなの心変わりに事態急変)。

 が、先に結果を書いてしまおう。『秋桜編』で結ばれたカップルは、なんと0組。またしても『今日好き』の“魔物”にやられてしまった……。

 時間を遡ること少し前に。かのん(吉田佳音)は、最終的にいさ(北本要世)に告白。……したのだが、それは最後のアピールタイムでのこと。実は、いさがかのんに向けるキモチが0%ならば「ここで告白させてほしいな」と、夕方を待たずに“ルール破り”の告白をしたいと切り出したのだ。

 だが、いさの口からは「キモチは変わらないから」。決して思わせぶりな態度にならぬよう、こういうことはハッキリと伝える。それが彼の心情だ。理由は違えど、ともに抱える心の苦しさをしばしの沈黙が映し出す。スタジオでは、かのんの告白を「明るく笑って振られたかったんやろうな」と分析していたが、同時にいさがこの後の告白に集中できるよう、この決断をしたとも見られる。かのんの優しさと勇気を感じる瞬間だった。

 そんないさはこの後、ゆな(水戸由菜)の告白も断る。やはり、彼女としいなの間で、自身のキモチに整理できなかったようだ。「まだたくさん不安なことがあるけど、私はこれからも一緒にいたいな」というゆなの告白も、いさの心の霧を払拭しきれなかった。“ありがとう”と“ごめんなさい”の間で揺れ動く感情を、お互いの深々と潔い一礼が物語る。もっと時間があったなら、何かを変えられたのか。でも、時間がないのが『今日好き』なのだ。



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