DNA解析でマンモス絶滅の原因が判明 人類による狩猟ではなかった?
現代技術によって日々歴史が解明されているが、今から約4,000年前、地球上に生息していた「ウーリーマンモス(ケナガマンモス)」絶滅の原因が判明したという。
科学者たちは何十年もの間、人類の狩猟によってマンモスは絶滅したと考えていた。しかし、マンモスが生息していた土地のDNAを分析した結果、新たな原因としてあげられたのは気候変動だったという。
マンモスが食していたとされる草のサンプルをDNAショットガンシーケンスという方法で分析した結果、急激な気候変動によってマンモスの餌がなくなったことが絶滅に繋がったという新設が有力となったようだ。ケンブリッジ大学の動物学者のYucheng Wang氏は、「我々の研究結果からすると、気候変動が大きな原因だと考えられます。特に降水量が植生の変化を直接促進し、絶滅に大きな影響を与えたのではないかと考えています」と語った。
ケンブリッジ大学の研究員で、コペンハーゲン大学ルンドベック財団ジオジェネティクスセンターのディレクターでもある共著者のEske Willerslev氏は、「これは歴史からの厳しい教訓であり、気候変動がいかに予測不可能であるかを示している」と語った。
(画像=Pixabay)
(Source)
https://www.cnet.com/news/woolly-mammoth-extinction-blamed-on-climate-change-not-human-hunting/