今年も渋谷のハロウィンは「バーチャル渋谷」で! アバターでアルバイトなど、新たな試みも続々

今年も渋谷のハロウィンは「バーチャル渋谷」で

 世界最大級のバーチャルフェス『バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021』が、10月16日より配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」にて開催される。12日に発表会が開かれ、渋谷区長の長谷部健氏、渋谷区観光協会 代表理事の金山淳吾氏、KDDI株式会社 事業創造本部 ビジネスインキュベーション推進部 部長の中馬和彦氏が登壇。ほかにも、ゲストとして公式サポーターの世良マリカ、ダチョウ俱楽部が登場した。

 2020年、コロナ禍で迎えた初めての渋谷ハロウィーンでは、渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト主導で開催した『バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス』に、延べ約40万人が参加。バーチャルイベント開催によって密回避がなされ、長年の渋谷の街の社会課題解決にも繋がり、新しいエンターテイメントのモデルケースとして高い評価を受けている。

 今年は「FUN FOR GOOD」(「楽しむ、それが未来を作る。」)をコンセプトに、賛同したアニメ・アーティスト・企業等と共に様々なバーチャルイベントを展開する。今年の注目ポイントは「リアルとバーチャルの融合」「ライブ体験のアップデート」「渋谷の街への貢献」の3点にあると中馬氏はプレゼンする。

 

KDDI株式会社 事業創造本部 ビジネスインキュベーション推進部 部長の中馬和彦氏
KDDI株式会社 事業創造本部 ビジネスインキュベーション推進部 部長の中馬和彦氏

 リアルとバーチャルの融合を詳細化していくと、「オリジナルアバターでダイブ」「カラオケからダイブ」「アバターでアルバイト」がある。会見でも質問が集中した「カラオケからダイブ」とは、渋谷のJOYSOUNDの店舗にある特定のカラオケルームがバーチャル渋谷と繋がり、歌声がダイレクトにバーチャル空間へとダイブすることができるというものだ。今回の渋谷ハロウィーンでは、Creepy Nuts、MY FIRST STORY、新しい学校のリーダーズといった様々なバーチャル音楽ライブが開催されるが、Machicoは「新感覚ひとりバーチャルカラオケLIVE」として新感覚のライブ体験を届ける。ファンの応援が一定数を超えるとMachicoにドリンクが提供されるほか、イベント内での投げ銭が渋谷区の清掃など公共の福祉の整備のために利用されるなど、バーチャルでありながらもインタラクティブなコミュニケーションを楽しむことができる。なお、今後はこの「カラオケからダイブ」の体験を渋谷から順次ほかの店舗にも拡大していきたいとのことだ。

 また、今年はバーチャル渋谷の誘導員、カメラマンといったアルバイトをシフト制のクラウドワーカーとして10名ほど募集。報酬金額は公表できないものの、世界中の遠隔からスマホやVRツールを用いてアバターで参加することができる。また、ゆくゆくはアルバイト報酬をauのサービスである「ギガ活」と連動させて、ギガ(データ)を付与させるような形にしていきたい旨を長谷部区長と話していると中馬氏は明言していた。

渋谷区観光協会 代表理事の金山淳吾氏
渋谷区観光協会 代表理事の金山淳吾氏

 昨年は実際に自身のアバターを作成し『ハロウィーンフェス』に参加した長谷部区長。「新しい価値や文化を常に発信し続けることが渋谷の原動力でありますし、都市としてこれから先、世界に肩を並べる街になっていくためには、新しいことにチャレンジしていかなければならないと考えています。そういった背中をしっかりと押していくことが行政の務めであるかと思います」と新しい文化が生まれていく『ハロウィーンフェス』に大きな可能性を感じつつ、「今年はさらにテクノロジーの進歩も重なって面白い内容、コンテンツが増えてきています。多くのみなさんに参加してもらいながら、渋谷という街の楽しさもバーチャル空間ですが感じていただければと思います」と語った。

ダチョウ倶楽部の3人
ダチョウ倶楽部の3人

 また、“ダチョウ区長”として長谷部区長のコスプレで登場したダチョウ倶楽部の3人。上島竜兵による喧嘩してチュー、会場一体となるジャンプ芸など多彩なギャグをお披露目しつつ、最後は上島がベレー帽を一回転させながら「バーチャル渋谷に来るりんぱ!」とお得意のギャグで会見を締めくくった。

©KDDI・au 5G / バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021

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