株式会社HYTEKが設立&宣誓文を公開 言葉の壁を超えたテックエンタメコンテンツを共創する
言葉の壁を超えたテックエンタメコンテンツを共創し、グローバル展開を目指す「株式会社HYTEK」(以下、HYTEK)は、2021年9月6日に会社を設立。同社はエンターテイメント領域を更新していく意思表明となる宣誓文を公開した。
HYTEKはエンターテインメント領域においてテクノロジーベンチャー企業(以下、テックベンチャー)とのパートナーシップを元に、彼らの持つテクノロジーを活用した非言語のコンテンツを共創し、グローバルで通用する新たなエンターテインメントを展開していく事業を行う。また、テックエンタメレーベルとして、日本が誇る素晴らしい技術がグローバルでさらに評価されるためのサポートや、世界を熱狂させるエンターテインメントの共同開発をする。そして、2021年を次の時代へ幕開けとして、日本が誇るテクノロジーで世界のエンタメ業界を更新していくことを目指す。
HYTEKは2020年4月より博報堂DYグループのAD plus VENTURE株式会社内にてテクノロジー×エンターテインメント領域専門の事業体として活動を行なってきた。現在は、世界の最先端テクノロジー×エンターテインメント事例を研究し、演者・観客・作り手・企業・社会にとってより良いエンタメ業界の未来予想図を描いていくプロジェクト「TEK-ENTM-LAB(テックエンタメラボ)」の設立準備中。10月の開始に向け、このプロジェクトの研究生候補を募集している。
会社設立にあたり、テックベンチャーやアーティストの技術を基盤に新コンテンツを開発する「①テックエンタメ共創事業」、テクノロジー領域とエンターテインメント領域で新たなコンテンツや企業の目利き、育成を行う「②テックエンタメキュレーション事業」、様々な技術を収集・分析し、テックエンタメというカテゴリーの確立や発展を目指す「③テックエンタメR&D事業」の3つの事業を柱とする。またこれらを推進していく上で得られた知見やノウハウをもとに、クライアント企業のテクノロジーやエンターテインメントにまつわるコンサルティング、共同のコンテンツやイベント開発を行っていく。
■宣誓文『RE-LABELING.』
かつてのジャパンブランド。
戦後の高度経済成長期、急速に育った日本の技術は世界を熱狂させ、この国に確かな豊かさと世界中の羨望の眼差しをもたらしました。マンガやアニメが海を越え、それらが日本の機器で再生され、コンテンツに魅了された観光客が日本に溢れ、「メイドインジャパン」ブランドのタグやラベルが、様々な領域で品質の担保になっていた時代。この国で育った「職人気質」は細部までのこだわりや奥ゆかしさを、他者を思いやる「おもてなし精神」は人間中心の設計を。これらのこだわりは日本の様々なコンテンツに注ぎ込まれてきました。
2021がゴールにならないように。
2021年の夏が終わり、感染症が世界に猛威を奮っているにも関わらず、どこか燃え尽きたムードを感じる今。2021年は目指していたゴールではなく、新たな日本がスタートする幕開けであり、先人たちが築き上げた日本らしさを新世代が更新する、そんなタイミングとなるよう前進しなければと感じています。
エンタメの火を消させない。
感染症の影響で、日本や世界のエンターテインメント業界は依然厳しい状況にあります。中止せざるを得ないフェス、十分に観客をいれることのできない施設。大きな祭典が過ぎ去っても我々の日常は続き、毎日を豊かに生きるためにエンターテインメントは確かに人々から必要とされています。どのような時代においても、世の中に希望や喜び、未来を照らす力強い表現は逆境から誕生してきました。
技術が境界を溶かす。
このような状況下でも技術の革新は、様々な境界を融解させています。ライブを家から視聴する人と、地球の裏側から出演する人。AIで復活した偉大なアーティストを、スマートフォンで見る若者世代。変化を強いられたからこそ新たな表現や仕組みの兆しが溢れ、エンターテインメント文化が技術で更新されていく瞬間に我々は立ち会っています。
声をあげながら手を動かす。
他国でも技術は進化し、国境を超えた競争が行われている昨今。世界に羽ばたくためには技術を磨くだけでなく、手を動かしながら世を見渡し、声を上げながら行動すること必要とされています。良いものを作るだけでなく、良いものを良いと伝え、大切な文化を残していく重要性も日々高まっています。しかしその一方で、技術に注力しながら表現やマーケティングに労力を割くことは、難しいこともまた事実です。技術に向き合い、秘められた魅力を持つ才能を世界に解き放つのが我々の使命です。
代理から共創へ。
HYTEKは、単に広告を作るエージェンシーではありません。伴走するパートナーとして、世界に通用するエンターテインメントを共創するレーベルです。レーベルという言葉はレコード中央に貼られたラベル(=LABEL)に由来し、後にブランドや会社全体を指す言葉として使われるようになっています。我々が培ってきた「世を見渡し文脈を紡ぐPR力」と「世に伝えるクリエイティブ力」とで、技術に言語の壁を超えたラベルを授け、その魅力を世界中にお届けします。世の中がもう一度、最高のエンターテインメントで溢れ、熱狂する日々を信じて。
RE-LABELING. 2021.09.06.
■株式会社HYTEK会社概要
HYTEKは、パートナー企業と共創したコンテンツが集積する、テックエンターテインメントレーベル。 “HY”は人々を熱狂させるという俗語”HYPE”に、”TEK”は”TECHNOLOGY”の 略語として1990年代に米国の音楽プロデューサーが使用した俗称に由来している。 世界に認知されていない「ハイテク」な技術を、クリエイティブとPRの力で「言語の壁を超えた」エンターテインメントコンテンツへと昇華し、その魅力を世界中へと発信する。
社名:株式会社 HYTEK(ハイテク)
本社所在地:〒107-6322 東京都港区赤坂5-3-1
資本金:1,000万円(資本準備金1,000万円)
代表取締役 満永 隆哉
代表取締役 道堂 本丸
設立日:2021年9月6日
Web:https://hytek.co.jp
■創業メンバー
満永隆哉:代表取締役Co-CEO / Cultural Architect
2015年博報堂に入社。関西支社でプロモーション・PR戦略グループ、東京での第二クリエイティブ局を経て、テックエンタメレーベルHYTEKを設立。クリエイティブ職のプランナーとして国内外のブランドのプロモーション・コピーライティング・PRを担当。裏方として制作業務に従事する傍らパフォーミングアーティストとしても活動を行い、アメリカNBA公式戦やTEDxなど、国内外の様々なステージに出演歴がある。エンターテインメントの表舞台と裏方と、マスとストリートとの境界を溶かすことが目標。
道堂本丸:代表取締役Co-CEO / Technology Interpreter
2015年博報堂に入社。研究開発局、TBWA HAKUHODOを経て、テックエンタメレーベルHYTEKを設立。大学時代に、ウェアラブルコンピューティングを活用したダンスパフォーマンスシステムの開発に関わる。マーケティングツールの開発やデータ分析に従事する傍ら、ARやVRなどの新しいテクノロジーを活用した次世代顧客接点の研究開発などに携わる。大学やベンチャーの持つテクノロジーの種と企業のビジネスの種を結び付けた事業創造を目指す。2016〜2019年ミラノサローネ出展。