“叩かれる側”が意思表示する意義 宮迫博之とヒカルの動画から考える
元雨上がり決死隊の宮迫博之と、“金持ちYouTuber”ヒカルがYouTube上で公開した一部報道への“反論動画”が大きな反響を呼んでいる。
事の発端は、8月17日にABEMA・YouTubeで配信された「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」。番組の中で宮迫は、闇営業問題で謹慎していたロンドンブーツ1号2号・田村亮が復帰する前日にYouTubeチャンネルを開設した理由を「コラボ相手の都合」だと釈明した。この発言がコラボした張本人であるヒカルの逆鱗に触れ、宮迫が7日間謝罪し続けたと一部メディアが報じたのだ。
9月3日に「ニュースになってるヒカル激怒事件について」と題して公開された動画でヒカルは、この報道を「とんでもないフェイクニュース」と一蹴。続けて「どこまで嘘つけば気が済むんだってレベルの嘘なんですよ、これ。しかもめっちゃそれっぽく書いてるので、読んだ人みんな信じるんですよ」と糾弾し、「これは正直やり過ぎでしょ。これこそ激怒事件ですよ」と語気を強めた。一方の宮迫も「ほんまふざけんなやなぁ」と怒りを露わにし、「勘弁してくださいよ…私も人間なんですよ。傷つくんですよ。何にも扱ってくれなくなって無になるのが一番怖いっちゃ怖いけど、100ウソはほんまにやめてください」と切実に訴えた。
さらにヒカルは、「恐ろしいのは、宮迫さんになら石を投げてもOKみたいな風潮がある」とも語っていた。今回は、メディアから“投げられた石”を投げ返すかの如く、誤解を解くために動画を投稿したわけだが、宮迫がYouTubeで自身への不当な報道や、名誉を傷つけるような扱いに対して声を上げるのはこれが初めてではない。