上海のオフィス街でデリバリーロボットが急成長 コロナ禍でさらに進む宅配のDX化
さらに、デリバリーロボットの活用方法も多様化している。オフィス内まで商品を届ける役割だけではなく、スマートロッカーのような機能も備えている。ロボットから自動的に「商品到着」のメッセージが届くと、ロボットによる配達か自分でロビーまで行き、受け取るか選択できる。自分で取りに行くことを選択すると、ロボットはその場で待機するので、ロッカーのような役割を担うことになる。
最近では、フードデリバリー用のスマートロッカーなども増えてきたが、それほど場所を取らず二通りの使い方ができるのは魅力的。オフィスビルでもロボットが違和感なく周りの風景にとけこんで、日常化している。これまでは、スタッフの手を介することが多かったオペレーションもロボットが“自立”してできるようになった。ロボットも成長しているということだろう。
デリバリーの需要は増え続けているので、デリバリースタッフが常に不足しているような中、デリバリーロボットの活躍はますます期待できるはず。
街中で、ロボットが稼働しているのを全く気にせず、話題にすらならないくらい普通になっていることこそ、DX化が進んでいるということなのかもしれない。