披露宴の最中に停電……発電機を搭載したフォード「F-150」が救世主に
8月半ば、米ミシガン州で行われた結婚披露宴の最中に停電が発生した。この危機をフォード「F-150」が救ったと米メディア『Fox News』が報じている。
披露宴に出席していたフォードのエンジニア、ハリッシュ・ティルベンガダム氏は、「すべて順調に進んでいて、素晴らしいパーティーだった。でも突然停電が発生したんだ」と『Fox News Autos』に語ったという。披露宴の数時間前には、嵐によって辺り一帯が停電に見舞われていたようだ。
ティルベンガダム氏は、この停電が単にブレーカーが落ちただけではないと気付くと、7.2kWの発電機とコンセントを備えたフォード「F-150( PowerBoost Hybrid)」から電力を得ることを思いついた。車に照明と音楽用のコードを接続してスイッチを押すと、すぐに機能したという。
フォードによると、この発電機はガソリンが満タンの状態で最大32時間フル稼働させることができるそうだ(下記は参考画像)。
パーティーの出席者の多くは自動車関連の会社で働いていたが、みな驚いて車の周りに集まってきて、「自分の車やバイクでも同じことができるか聞いてきた。だからハイブリッドカーの利点について説明したんだ」とティルベンガダム氏は語る。
スマートフォンなど、消費電力の小さい電子機器用の発電機がついた車は多くあるものの、ここまでパワフルなものはそう多くない。同氏はこれ以前の停電時にも、冷蔵庫や小型家電への電力供給に同車を利用したようだ。
『Fox News』は、「フォード『F-150』の性能リストに『ウェディングプランナー』を加えよう」と冗談を飛ばしている。
(画像=Fordより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.foxnews.com/auto/married-ford-engineers-save-wedding-during-power-failure-hybrid-f-150
https://www.ford.com/trucks/f150/