価値は野球カードやコミック以上? 高騰する中古ビデオゲーム・オークション市場

最高額は1億7,000万円……最近の高額取引ビデオゲームとは?

 Newsweekアメリカ版は13日、最近になって高額取引されたヴィンテージビデオゲームをまとめた記事を公開した。紹介されたビデオゲームは以下の通り。

『スーパーマリオ64』、156万ドル(約1億7,000万円)
『テトリス』(開発者アレクセイ・パジトノフのサイン入り)、100万ドル(約1億900万円)
『ゼルダの伝説』、87万ドル(約9,600万円)
『スーパーマリオブラザーズ』、66万ドル(約7,300万円)
『Gamma-Attack』(Atari 2600対応ゲーム)、50万ドル(約5,500万円)
『スーパーマリオブラザーズ3』、15万6,000ドル(約1,700万円)
『スーパーマリオブラザーズ』(パッケージデザインが異なるバージョン)、11万4,000ドル(約1,300万円)
『ポケットモンスター赤・緑』、8万4,000ドル(約920万円)
『マイクタイソン・パンチアウト』、5万400ドル(約550万円)
『Air Raid』(Atari 2600対応ゲーム)、3万1,600ドル(約350万円)
『Red Sea Crossing』(Atari 2600対応ゲーム)、1万4,000ドル(約150万円)

 やはり世界的に人気のある『スーパーマリオ』シリーズは高額で取引されている。また、『ゼルダの伝説』が87万ドルで取引されたことにより、今後ゼルダシリーズの高額取引が予想される。

 『テトリス』のゲームデザインを考案したアレクセイ・パジトノフのサイン入り製品が高額取引されたので、有名ゲームデザイナーのサインが入った製品が高額取引されるようになるかもしれない。

 以上のようにヴィンテージビデオゲームのオークション市場は、非常に注目されている。有名ゲームが高額取引される状況をうけて、いつかオークションに出品するために、新作ゲームを未開封のまま保存するコレクターが増えることになるのだろうか。

トップ画像出典:INDEPENDENT「From Super Mario to Zelda: Why vintage video games are selling for more than $1million」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

〈Source〉
https://slate.com/technology/2021/07/super-mario-64-auction-million-video-games.html
https://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/super-mario-video-games-sell-b1883472.html
https://www.newsweek.com/most-valuable-vintage-games-sold-pokemon-red-legend-zelda-super-mario-tetris-mike-tysons-punch-out-1609200

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