「iOS15」のベータ版に対し報告された“不思議”な新機能&不具合とは?

「iOS15」の新機能&不具合とは?

 Appleが先日、iOS15・iPadOS・watchOS8のパブリックベータ版をリリースした。今回のベータ版は今季発表予定である正式な「iOS15」のたたき台として公開されたもので、夏の間に何回かベータ版をリリースする予定だという。ユーザーの反応を見て改良・バグの修正を行う方針のようだ。また、今回のベータ版は「パブリック」なベータ版、つまり、開発者アカウントを持っていない人でもダウンロードをして、機能をお試しすることができる。

 ただ、興味があるからといって無闇に手を出すことは避けてほしい。というのも、ベータ版はあくまで「実験台」であり、iCloudのデータをすべて消去してしまうといった深刻なバグを起こす可能性もあるだからだ。普段使いのApple製品にダウンロードするのは避けたり、事前にPCにバックアップをとってからダウンロードをするなどの注意が促されているのを知っておいてほしい。また、自分で体験しなくとも、新機能やバグについてはハッカーやiPhone専門家がTwitterやサイトで細かく報告しているので、それらをチェックするのが安全だ。

 今回のiOS15ベータ版は、Safariを筆頭に大規模なリニューアルが行われているようだ。国内外のサイトでは、iOS15ベータ版に対する賛否両論が入り乱れているのが確認できる。そこで今回は、直近で海外のベータ版をダウンロードしたユーザーがTwitterで報告している“ちょっと変わった”アップデートをピックアップして特集したい。

「うんち」の絵文字が噴火…… 顔文字の表情が「動物」や「その他」にも適応

 絵文字機能も新しくなったのか、これまで単なる顔文字として展開されていた「メガハートになる」「頭が噴火する」「眠る」といったアクションが、タコやトラ、キリンなどの動物、ロボット、宇宙人、ひいては「うんち」の絵文字にまで適応されるようになったようだ。

 この機能を発見した、日本の文化に詳しいYouTuberのNick Robinson氏はこう呟いている。

たまたま間違えてスワイプしたらこんなiOS15のキーボード出てきた… ちょっとApple何これ… 超嫌なんだけど(引用元:@Babylonian

 たしかに、インパクトが強い。ディズニー映画などでも動物の顔が人間的に描かれることはあるけれど、もはや元の動物が何かわからなくなってしまっているものもいくつか見受けられ、可愛いとはいえないものも多い。なかには「あまりに人間的な表情をするのが嫌だ」というリプライもあり、たとえ大衆に受けたとしても妙なわだかまりが残りそうだ。ほかに「恐竜のやつは悪くない」という意見もあるが、果たして正式なiOS15では、何かしらの修正はみられるのだろうか。


(引用:@SpicyCystak@tumbeans

5分ごとに雨予報の通知? 天気の通知が詳細・頻繁に

 Microsoft、ゲーム、テック関連に強いVergeのライター・Tom Warren氏が7月6日に呟いたツイートがこちらだ。

iOS15に内蔵されてる天気予報アプリが基本的に「ダークスカイ」なのはとても良いです。ただ残念なことに、ほんの少し雨が降っただけでも通知が来て、「ダークスカイ」には「普通の雨」「強い雨」みたいな選択肢がありません。5分ごとに雨が降るイギリスなら間違いなくうるさいですね。(引用元:@tomwarren

 どうやらiOS15の新機能に、「雨や雪が降った・止んだら通知をする」というものが追加されたようだ。何時に降り出すかわからない状況でも洗濯物を干したい。かつ外の見えない場所にこもりたいといった場合には、雨が降りはじめたことを通知知らせてくれるため、洗濯物を濡らさずに取り込めという点で便利である。ただ、地域や季節によっては天候がとても不安定な場合があり、雨の多いイギリスでは天気の通知が鳴り止まないこともあるという。元ツイートに対するリプライの中には、こんな報告をするベータ版ユーザーもいた。

Actual notification I got yesterday
“It will stop raining in 5 minutes and start again 5 minutes later”
昨日本当に来た通知
「5分後に雨がやみ、5分後にまた降り出します」

 これでは車のナビじゃないか、とツッコミたくなるだろう。だが、安心してほしい。iOS15は通知機能自体も改良され、「通知の見た目」「通知管理機能」ともに新しくなる。特に、新機能「通知サマリー」を使えば、重要度が低いアラートを適当なタイミングで一括にまとめて配信してくれるため、通知でうるさくなるということはないのだという。ただ、「今日は13:30から雨でしたが、15:25にやみましたね」というような通知が夕方に来ても意味がない。やはり、天気予報の通知は、地域によってオンにする人とオフにする人の数がに差がありそうだ。

 話はそれるが、iOS15の新機能に「通知サマリー」が追加されたという事実は、自分たちが日々通知に支えられつつも拘束されて生きていることを自覚させる。今秋iOS15がリリースされたら、友人からのDMも、ニュースの速報も、5分後の雨予報も、私たちが一つひとつ「重要」「重要じゃない」と振り分けていかなければならないのだ。そんなことでは、結果的に大半の人が面倒さに負けてすべての通知をオフにしてしまう気がしてくる(実際にApple CEOのティム・クックも、2019年に自身のiPhoneの通知をほとんどオフにしていることを認め、話題になった)。ベータ版では、アプリごとに通知を「通知サマリー」に含めるかどうかを取捨選択する形式になっているようだが、筆者は自身の母親がこの機能に気づくかどうかも不安である。



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