『今日好き 霞草編』5話ーー最後のアピールで「体を張る」女子メンバーも? みるきが放った“衝撃のお願い”とは

『今日好き 霞草編』5話レビュー

 『霞草編』の旅も、いよいよ運命の最終日に。まずは第4話終盤で披露された女子制作分に続けて、男子陣が“思い出ムービー”を披露。同ムービー内では、あつきは初日に誕生した異風な“あつきポーズ”など、得意の顔芸を披露したり、この日の朝の撮りたてほやほや映像として、告白前の意気込みを宣誓したりと、あらゆるアプローチが女子メンバーを楽しませる。なかでもあつきは「自分のよさを出して、こはるちゃんと成立したいです」と、想いを寄せるこはる(増田小春)を映像内でも指名。その言葉は、なんとも力強いフォントのテロップと一緒に届けられたが、こうしたあつきの男らしさに、こはるも好印象なようだ。

 とここで、こうせい(大久保晃成)が「もういっこあるから」と、おもむろに別の動画を再生し始める。彼の「男ですから」という意味ありげな一言は、先ほどのあつきからの流れを意識してだろうか。そう、彼の用意してきたもう一本の動画は、自身の慕うみるき(雨宮未苺)に宛てたもの。映像内で、2日目のグループ別同行の際に2人で手作りしたグラスをここで贈りたい旨を伝えると、全員に祝福されての“お渡し会”に即移動。ほとんど公開告白のような形となり、みるきも思わずメロメロな表情を露わにしていた。昨晩から続くこうせいの“巻き返し”の勢いがすごい。

 ここからは、最終日恒例となった“最後のアピールタイム”に。『霞草編』では従来と異なり、指名側となる女子は全員で待機せず、好きな相手が同じ「ライバル同士」に分かれて、お互いの2ショットを待つ形式となった。まずは“てるひさ”編として、てるひさ(田倉暉久)を慕う(松村キサラ)とゆう(千葉祐夕)が一騎討ちに。

 先攻は、2日目のグループ別行動で、てるひさと一緒にジップラインを楽しんだキサラ。彼に対して、改めて自身の恋愛経験がないという不安を話すと、「だけど、いいかな」と、自身のシャツの襟元に手を伸ばし、大きなリボンをそっと外す。「私の高校生活でずっと大切にしていたリボンを渡したいなって思えるくらい、大切な人に出逢えました」と、“第2ボタン”代わりのプレゼントを渡したのだ。きっと、てるひさが前日の2ショットにて、キサラに自身のネックレスを告白まで授けたこともあり、彼女はそのキモチに応えようとしたのだろう。お互いの照れと緊張が混じり合う、非常に初々しい一幕だった。

 後攻のゆうは、てるひさへの想いが募ってか、涙まじりで2ショットがスタート。だが、最終日にしてようやく自身の願いを打ち明け、念願の手繋ぎも果たすなど好調な滑り出しだ。ゆうといえば、旅の初日に共通の趣味であるサッカーの話題を通して、てるひさとの仲を深めたメンバー。ここでは“原点回帰”の意味合いを込めてか、サッカーボールを用意し、ボールをパスするときに「てるひさの好きなところを言う」ことを提案した。

 体を動かして少しだけ開放的なキモチになれたのか、最後には「私はてるくんが好きです」と自身の恋心を可憐にシュート!てるひさも「しっかり受け取りました」と、間違いなく実りのある2ショットになったようだ。なんてキラキラとした青春模様なんだろう……。

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